2008年1月 1日 (火)

風林火山総集編

あけましておめでとうございます。
 
さて,大晦日に一挙放送された
大河ドラマ「風林火山」の総集編のレビューをば。
 
 
この「風林火山」の総集編,
風の巻,林の巻,火の巻,山の巻の4つに分けて
放送されたのだが,
個人的にちょっと驚いたのがOPのクレジット。
 
過去大河の総集編では
多数の出演者を
映画のエンドロールみたいに流していくのが
通例であったが,
今回は本編準拠の流れないクレジット。
よく収まったな,という感じである。
 
まあ,その分,
かなりのキャラの登場が割愛されていたのだが。
美瑠姫とか出てこなかったし。
 
 
そしてそのOPクレジットの中でも
当ブログが
本放送時から注目していた花枠について
3ヒロインの優劣関係は
総集編では次のとおりだった。
 
 風の巻→ミツ@貫地谷 しほり
 林の巻→由布姫@柴本幸(ミツは由布姫に譲る)
 火の巻→由布姫@柴本幸(リツは由布姫に譲る)
 山の巻→リツ@前田亜季
 

何と,
本放送時に1回しか花枠を取れなかったリツが
総集編4本のうち1本の花枠を獲得。
まあ,
全般的に見ると由布姫の強さは否めないのだが。
 
リツとミツはどちらが優先か,
という点も個人的には興味があったのだけど
結局,同じOPでクレジットされることはなく不明。
 
 
それにしても
今回の総集編,
出演者による座談会とか
よく分からないコントとかの
特典映像の挿入のない
シンプルなものだった。

ああ,やっぱり本格大河の総集編って
こういうシンプルなものなんだろうな~,
と思いきや。
 
 
特典映像は夜の紅白にあった。
 
ガクトが上杉謙信になりきっての熱唱。
 
大河の本編からそのまま登場したような
鎧姿のガクトに
大河ファンは大喜びしたのでは?

「風林火山」見ていない視聴者は
置いてけぼりをくったと思うけどね。
 
 
もしかしたら
勘助@内野聖陽とかの友情出演があるかも,
と期待したのだが,
さすがにそれはなかった。
ちょっと残念。
 
その代わりというわけなのか,
「風林火山」本編のシーンが
ガクトの熱唱の間に挿入されていたけど,
妙に宇佐美定満@緒形拳が目立っていた。
景虎との同時登場シーンが多かったからね。

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2007年12月16日 (日)

風林火山最終話「決戦川中島」レビュー(とりあえず)

当ブログ,更新が開いてしまいましたが,
今週は最終話ということでちょっとだけ。
 
 
1話分増えたせいもあってか,
ノベライズ版と細部がかなり異なっていました。
台詞とか。
 
 
勘助は以前に危惧したとおり,
弁慶化してしまいました。
内野聖陽さんの熱演はよかったんだけど,
あんだけ刀でバッサバッサ切られて,
槍でグサグサ刺されて,
弓矢も刺さって
あげくに鉄砲玉多数受けて
まだ死なないってのはないだろ,と。
赤マフラーじゃないんだから。
 
それに対して
平蔵@佐藤隆太は
摩利支天のペンダントを手渡されそうになった瞬間,
矢一本でばったり(笑)。
おそるべし,不幸のペンダント。
まあ,
結局は
あの妙に声の若い老婆・ふくに
助けられたようですけどね。
 
そういや,ふく@緑魔子が
今週のOPクレジットでは
後ろから2番目の位置。
あの「盲獣」のヒロインに
大河でお目にかかれるとは驚き。
あの声で
「その男は,変だった」と言ってほしかったかも。
どの男が変なのかは・・・はてさて。
 
 
で,
OPクレジットといえば
最終話の花枠は由布姫@柴本幸。
幽霊(?)になっても
やはりメインヒロインの立場は強かったようで。
リツが花枠を取ったのは結局1回だけ。
 
そして
ヒロインといえば
本大河のファーストヒロインにして
勘助の妻でもあるはずのミツ@貫地谷しほり,
最終話でも勘助にまったく思い出されもせず,
このまま不遇のヒロインとして終わるかと思いきや,
本編ラストが彼女のセリフでした。
大河スタッフの粋な計らいかな。
 
ついでに
今日の「生きもの地球紀行」の次週予告で
カピバラが露天風呂に入っていたのも
粋な計らいだったりして。
 
 

あとは気が向けば
まとめのレビューをアップしたいと思いますが,
本日はこんなところで。

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2007年11月18日 (日)

大河ドラマ「風林火山」第46回 「関東出兵」

今週のOP「花」枠は
2度目の「由布姫(回想)」でした。
 
サードヒロインたるリツにとっては
来週辺りが
「花」枠のラストチャンスになりそうですが
はてさて。 
 
 

○勘助と勝頼と香坂虎綱と
 
永禄3年,諏訪高島城にて
四郎クンが元服して
「諏訪勝頼」になりました。
OPクレジットも「諏訪勝頼」。
 
山本勘助@内野聖陽,
ちょっと目を潤ませながら
烏帽子を四郎クンにかぶせました。
 
 
 
さて,
信玄の「川中島に城がほしい」という命を受け,
勘助は早速に新たな城・海津城を築きます。
この海津城には
アバレキラーこと香坂虎綱が城代に着任。
 
完成した海津城の曲輪(マルイウマダシ?円い馬だし?何それ?)で
語り合う勘助と香坂ですが,
勘助,ふと香坂に年齢を尋ねます。
34歳ですと応える香坂に向かって,
「妻を娶らぬとは何故じゃ」と重ねて訪ねる勘助。
そんなの
御屋形様のために決まってるじゃないですかい。
信玄公のラブレターまで後世に残ってるんだし。
 
しかし,
驚いたことに(?)
女人の心を惹かれないのかという勘助の問いには
香坂はNo!と答えます。
 
これを聞いた勘助,
我が軍略の奥義を知りたければ
府中の屋敷を訪ねてこい,
そなたに授けたいものがある,
と伝えます。
 
な~んか,
勘助の謀略っぽいですが,
香坂は真に受けて来週辺り勘助の屋敷を
訪ねることになりそうです。
 
授けたいものって,何だろ?
呪いの摩利支天ペンダントとか。


 
○鉄砲玉が当たらない景虎 
 
その頃,
長尾景虎の方は
関東の軍勢10万を集めて
北条攻めを敢行。
 
途中で
名族・成田氏の
当主・成田長泰の忍城に寄った際に
その妻の井川遥に
富士山を見せてやるとか何とか言って
自分の陣に同行しちゃったりしています。
その積極性を
どうして浪に対して
発揮しなかったのやら。
哀れなナミちゃん,
出家したかと思っていたら
保険のCMに出たりしていますな。
 
 
で,
小田原城を3日で落とすと
井川遥に豪語した景虎でしたが,
3日たっても城を落とすどころか
城外の北条軍による荷駄隊襲撃で
逆に自軍の物資補給が危うい状況に。
 
 
そこで何を思ったのか,
景虎はたった一人で小田原城の城門前に行き,
座り込んで酒を飲むというパフォーマンスを開始。
どうにも天才の考えることは
よく分かりまへんな。
 
宇佐美は
「御屋形様は敵に侮られまいとしておる」と言いますが,
ナミちゃんのパパ(直江実綱)の言うとおり
「血迷われたか」というのが一般的な見方でしょう。
 
 
北条側もこの機を逃さすなとばかり
景虎に雨あられと矢を射かけ,
鉄砲で射撃をしますが,
なぜか1本の矢も1発の玉も命中しません。
よっぽど射撃が下手なのか,
北条兵は。
 
 
そうこうするうちに
ようやく1発が景虎の手にある盃に命中しますが,
鉄砲玉ははじかれてしまいます。
景虎の盃は金属製の模様。
 
先週の桶狭間の今川義元公は
天に向けて差し出した盃(たぶん陶器)に
鉄砲玉が命中して割れたために
腰が抜けてそのまま討たれてしまった
ことを考えると
盃が陶器か金属製かの違いは
両雄の運命に大きな影響を及ぼしたようです。

まあ,あの景虎ならば
仮に盃が割られたとしても
今度は壺から直に酒を飲みそうな気もしますけど。 


 
○その他
 
今回の駒井クン,
出番は一瞬でしたが,
凛々しい兜姿でした。
ちょっと珍しい。
 
 
伝兵衛&葉月のサブストーリー,
ついに伝兵衛がプロポーズを決行。
成否は次回を待つべし。
それにしても
葉月のキック&”チーン”という鐘の音,
本当に大河のワンシーンなのかと耳を疑いました(笑) 。
 

 
○第47回 「決戦前夜」
 
来週は最終決戦前の
一休みの回のようです。

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2007年11月11日 (日)

第45回 「謀略!桶狭間」

風林火山の物語上の年代が
本話で永禄3年(1560年)に突入。
 
この永禄3年は
「功名が辻」第1話(「桶狭間」)の年でもあるわけで
今後の「風林火山」のストーリーは
「功名が辻」と年代が重ねっていることに。
 
ついでに言うと
再来年の大河「天地人」の主人公・直江兼続が
生まれたのもこの年のこととされてますね。
  

 
○「武者震いがいたしまする!!」
 
永禄三年正月,
今川義元@谷原章介は
家臣たちを前に
年内の尾張攻略と織田信長打倒を
高らかに宣言。
 
既に家督を氏真に譲っている義元ですが,
若々しくてイケメンです。
そういや,今年の義元公は
メンズノンノ出身でしたな。
 
 
義元の発言を受けて
久しぶりに登場の庵原之政@瀬川亮,
「武者震いがいたしまする!!」
と発言,
一部の視聴者の期待に応えてくれました。
ありがたや。 
 
義元公も「ワレもじゃ」と
うれしそうに庵原に応じます。
やっぱり期待していたのかいな?
 

しかし,
意気込みとは裏腹に
義元公はその年の四月になっても
尾張侵攻ルートについて
まだあれこれと思い悩んで
評定を開いていました。
 
デスラー雪斎がいれば
とりあえず一案を出し,
義元と議論を重ねながら
侵攻ルートを決めていくのでしょうが,
今の今川家には
作戦に決定打を出せる人材がいない模様。
 
 
ちなみに
去年の「功名が辻」第1話において
近江にいた千代が
戦さ(野良田の戦い)で父親を失い,
母親も千代をかばって落命,
更に六平太は千代を逃がすために
敵兵と組み合って谷底に転落,
という悲劇にあっていたのは
この頃のことだと思われます。
 
 
○太吉は間者?
 
その頃,勘助は
府中の屋敷で伝兵衛,太吉と共に
尾張の地図を開いて
想定される今川軍と織田軍の動きを
検討中でした
・・・・って,
以前にサニー板垣から
「使えるようになった」と評された伝兵衛はともかく,
なぜに太吉がこの場に!?
 
しかも,太吉は
桶狭間に織田の侍が馬をしきりに走らせている,
という情報まで勘助にもたらします。
 
いったいオノレは
いつの間に情報を?
聞いた勘助はビックリしていましたから,
勘助が調査を命じたはずはないですしねぇ。
実は太吉は
どこかの国から派遣された間者だったりとか。
 
 
 
○謀略!勘助
  
で,この後の展開ですが,
勘助は駿河に出かけて庵原之政に頼み,
連れだって義元公と寿桂尼さまに面会。
頼まれもしないのに,
自分なら迷わず清洲城に攻め入ります,
織田信長は砦が危うくなったら直ちに城を出ますから,
もし義元様が大高城か鳴海城に向かったら危ないです,
などと,
今川軍の進むべき道についてアドバイス。
 
 
勘助の厚かましい態度に激怒した義元公は
寿桂尼さまのとりなしもあって
話だけは聞きましたが,
話が終わったらさっさと下がれ,
と勘助に命じます。
 
 
数日後,
尾張に出陣した義元は
勘助の予想どおりに
信長が清洲城を出たという報を受けますが
大高城に向かうことを決定。
 
勘助嫌いの義元は
意識的にか無意識にか
勘助のアドバイスに反する行動を選んでしまいました。
 
5月19日,今川軍本隊は
太田城に向かう途上で
桶狭間で休憩。
そして
義元を織田軍の鉄砲玉が襲い・・・・
 
 
ということで,
本大河では
今川本隊に桶狭間通過ルートを選ばせたのは
勘助の謀略ということのようです。
 

勘助の歴史的事件への関与度は
去年の千代なみになってきた感があります。
千代は「戦は嫌い!」で
勘助は「戦は我が人生のごとし」ですから
ベクトルは逆ですけどね。 
 
 
あと,
今週の冒頭シーンの信玄との会話からして
勘助は
先週の信玄暗殺計画の発端が
「長尾か村上のはかりごと」という認識は
あるようですね。
それなのに
なぜ先週ラストから
その長尾ないし村上よりも
寿桂尼さまのことを憎しみ続けているのか,
私的にはいまひとつ納得がいかないのでした。
 
 
  
○その他
 
京の都から半年ぶりに戻ってきた景虎,
不在中に出家しちゃったナミちゃんのことを
忘れてしまったのでしょうか。
来週予告を見ると
何か別の女性に好意を示していそうな感じだし。
 
 
それと,
冒頭の武田家臣団会議の最中,
逃走した長笈を討ち取った旨を
報告してきた飯富虎昌が,
信玄暗殺計画に今川は関わっていないと
主張するのを聞いて
信玄は「もうよい,下がれ」とか言っていましたが,
宿老かつ嫡男の守役である飯富に向かって
家臣団会議からの退席を命じるのって
問題ないのけ?
 
 
 
○次回は第46回 「関東出兵」
 
予告映像で
景虎がムチをビシッ!バシッ!
いったい何なんだ!?
 

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2007年11月 5日 (月)

大河ドラマ「風林火山」第44回 「信玄暗殺」

前回はリツのせいで(?)
全般的にコメディチックな展開だった
「風林火山」ですが,
今週はどシリアスな展開に。
 
 
 
○オープニング
 
お屋形さまのクレジットは
第1回以来の「武田信玄」になりました。
(前回は「武田信玄(晴信)」)
 
「花」枠はノンクレジット。
リツは「花」枠直前のクレジットでした。
今回のように登場人物の少ない回で
「花」枠に座れないようだと
リツが「花」枠に座る日が来るのは
ちょっと期待薄かも知れません。 
 
 
トリグループは
寿桂尼→宇佐見定満。
登場一瞬の緒形拳が
大活躍の藤村志保を抑えての
大トリでした。 
 
 
 
○寿桂尼&平蔵コンビ,暗殺をそそのかす

今週,ストーリーを動かしたのは,
寿桂尼さま&平蔵という意外なコンビ。
 
宇佐見から
寅王丸を信玄暗殺の刺客に仕立てるように
命を受けた平蔵は,
駿河に乗り込み,
首尾良く寿桂尼との面会を果たして
仇討ちのため旧主・諏訪頼重の子息・寅王丸と
接見したいという希望を伝えます。
 
寿桂尼さまは
今川家の当主・義元にことをはかります。
 
雪斎殿亡き後の
今回の今川家会議は
義元公と寿桂尼さまの二人だけ。
あのア・・いや,氏真公は
いかがした?

で,義元公は
寅王丸にそんなことできるわけない,
と疑問を提示するも
寿桂尼さまは強引に
平蔵に寅王丸を会わせることを決定。
何のために
義元公にはかったのか
これじゃ分かりません。
 

平蔵の元に戻った寿桂尼さまは
善は急げというわけで
寅王丸改め長笈を呼び寄せます。
 
 
 
長笈に向かって
武田家が諏訪家の仇敵であることを
話す平蔵ですが,
どうにも遠慮がちで,
由布姫の件に
触れたところで遂に絶句してしまいます。
やはり
平蔵はこの手の策略の実行には
不向きなようです。
 
が,ここで
寿桂尼さまから
思わぬ助け船。
由布姫は殺されたようなものじゃ,
と先々週の景虎のセリフと
同じようなことを言って
長笈をあおります。
 
ここに至って長笈はついに
信玄暗殺計画の実施を決意。



 
 
 
 
○信玄暗殺未遂
 
こうして
平蔵と共に甲斐に向かうことになった
長笈ですが,
平蔵に妻子がいることを知るや
平蔵の同道を断り,
単身で甲府に乗り込みます。
 
 
長笈が目を付けたのは
於琴姫のいる積翠寺。
平家物語を語って聞かせる僧として
乗り込んだようです。
 
 
平蔵の方は
分かれたものの心配になって
積翠寺を見張っていましたが,
太吉と伝兵衛に見つかり,
勘助の屋敷に連れて行かれてしまいます。
平蔵には
間者の真似事も無理みたいです。
 
こうなってくると
平蔵にこんな役割を与えた
宇佐見の人を見る目のなさに
腹が立ってくるような気もします。
 
 
平蔵がそんなことになっているとも知らず
積翠寺を訪れた信玄との面会を
遂に果たした長笈は
平家物語の最中に居眠りを始めた信玄に
近づいて,
一気に刺殺しようとします。
 
が,これは信玄の罠でした。
寝たふりをしていた信玄に長笈は
取り押さえられてしまいます。
 
 
平蔵から事情を聞き出した勘助が 
積翠寺に駆けつけた時には
長笈は既に信玄の前で
がっくりと打ち萎れていたのでした。

 
 
○義信暗殺未遂
 
信玄は長笈を
躑躅が崎館に連れて行き,
武田不動明王の前で
謝罪。
 
その上で,
かつて寅王丸を可愛がってくれた大井夫人や
生母・禰々のことを話して聞かせます。
 
信玄の意外な言動に
長笈は混乱し,
殺意は薄れていきました。
 
 
信玄の太陽政策が成功したか,
と思ったその時,
突然,怒鳴り込んできたのが義信。
背後からは三条夫人と萩乃も付いてきています。

 
その義信,
「この者が父上に刃を向けたはまことにございますか」
などと長笈を非難したものですから,
信玄の太陽政策は台無しに。

信玄は渋い顔をしながら,
「控えよ!」と怒りますが,
義信の非難は止まりません。 
 
どうにも相性が悪いようですな,
この親子。
 
 
そしてこの相性の悪さは,
今回,
父親・信玄が暗殺されそうになったことに
怒っている当の義信が10年もしないうちに
父親の暗殺未遂を起こすという
ところまで行ってしまうわけでしで,
何とも皮肉な話。
 
 
話を戻すと,
義信の怒号を見かねた勘助は
義信をなだめようとしますが,
義信,
今度は由布姫を持ち出して
勘助に食って掛かります。
確かに勘助にとっては
由布姫ネタは痛いところ。
  
 
姉の由布姫のことまで非難された長笈は
目を潤ませながら
今や恨みも消えました,
といいながら,
両手を広げたポーズで
義信に近づいていきます。
 
 
空気を読むのに敏な勘助は,
ヤバイッ!と直感して
長笈と義信の間に立ちますが,
義信は「無礼者!」と言って
勘助をどかしてしまいます。
 
 
その瞬間,
長笈は義信の腰の短刀を
奪い取り,
義信めがけて突進。
 
しかし,短刀は義信ではなくて
止めに入った萩乃の胸にグサッ!


三条や義信の嘆きもむなしく,
萩乃は絶命するのでした。
 
 
 
○勘助,怒る
 
その夜,
屋敷に戻った勘助を待っていたのは
平蔵の脱出,逃走。
というか
事実上,伝兵衛と太吉が逃したらしいです。
 
勘助は
伝兵衛をグーでパンチ。
暗殺の首謀者のことを平蔵から
聞き出したかったんでしょうね。
 
それと
逃したことで伝兵衛が罪に問われる
可能性もあるわけでして,
軽率なことしやがって,という意味合いも
あるんでしょうか。
 
 
殴られた伝兵衛は
裏で糸を引いているのは駿河の寿桂尼だ,
平蔵に何ができるか,
と抗弁。 

それを聞いた勘助が
「寿桂尼・・・寿桂尼め・・・」と怒りを
露わにしたところで今週はエンド。 
 
 
それにしても勘助,
周囲に嫌われていた今川家食客時代に
自分に優しくしてくれた数少ない人物である
寿桂尼さまに対して
平蔵の言葉だけで(しかも伝兵衛を通じた伝聞)
怒りを感じて復讐を考えるというのは
ちと軽率ではないかい?
 
平蔵が嘘を言ってる可能性とか
考えなかったんかいな。
 
実際,
寿桂尼は一枚噛んではいましたが,
本当に平蔵の裏で糸を引いていたのは
越後の宇佐見だったわけですし。
 
 
 
○その他
 
今週のストーリーの柱になった長笈役の
柄本佑さんは
去年の太閤殿下の中の人・柄本明さんの御子息。
似ておられますね,確かに。 
 

それと,
今週は
勘助が四郎クンに兵法を伝達するという
歴史好きが思わずニヤリとしそうな
シーンがありました。
今回は途中で飽きてしまった四郎クンでしたが,
次第に勘助から軍略を吸収して
”強すぎる武将”と言われる武田勝頼が
誕生していくことになるんでしょうか。
 
 
 
 
○次週は第45回 「謀略!桶狭間」
 
次回で遂に「風林火山」の時間軸が
「功名が辻」第1話に到達。
そして
久しぶりに登場の庵原之政殿の
「久方ぶりじゃのお!!」
が聞けそうです(武者震いもするかも)。
 

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2007年10月28日 (日)

大河ドラマ「風林火山」第43回「信玄誕生」

今週は最終章を目前にして
一休みといった感じの回でした。
レビューの方も簡潔に。
 
 
 
○リツ,コメディする
 
今週のリツ登場パートは
全体的にコメディタッチでしたが,
特にアバンの部分は秀作。
 
 勘助「(リツに向かって)随分早起きじゃのう」
 
 リツ「早きこと風の如く,にございまする」
 
 勘助「それは左様に軽々しく申す言葉ではない」
 
 リツ「どのように申せばよいのですか?」
 
 勘助「うむ・・・もっと心を込めてじゃ」
 
(ここでOPスタート)
勘助の声「疾きこと 風の如く・・・」
 
 
脚本,演出の方,GJ!でした(笑)。
 
 
 
 
○第3次川中島の戦い
 
景虎の重臣・大熊朝秀@大橋吾郎の
武田寝返りに端を発して始まった第3次川中島の戦いですが,
ほぼセリフとナレーションで説明して終わり。
 
景虎が越後に戻ったという報が
深志城の晴信と武田家臣たちに届けられたシーンで
唐突に出てきた「市川藤若」なる人物は,
晴信が作成した書簡(いわゆる市川文書)の宛名の人物。
 
この市川文書の中に
晴信の使者役として「山本菅助」という名前が
記載されており,
これが
今のところ,勘助の実在を裏付ける唯一の
同時代文書というわけですね。
 
 
時に弘治三年(1557年)。
去年の大河の主人公・千代が生まれたのは
この年のこととされています。
「功名が辻」の時代(スタート時点は永禄3年?)
と重なるまで
あと少し。
 
 
 
 
 
○みんなでスキンヘッドする
 
翌々年の永禄2年,
晴信は出家して「信玄」と号し,
ここに武田信玄が誕生。
 
 
一昨年の「義経」の時には
渡哲也版清盛の特殊メイクのスキンヘッドが
ちょっとだけ話題になったことを記憶していますが, 
市川亀治郎さんは
クランクアップの際の映像で
素の姿でもスキンヘッドになっていましたから,
本当に丸坊主にされたようです。

勘助も
主君に従う+リツ対策のために
出家して「道鬼」と号します。
内野聖陽さん,
スキンヘッドにしても男前ですな。
 

リツの方は
女人ならとうに断っていたではありませんか,
と不満顔。
真実,断っていたのだとすると,
それは姫様へのプラトニックな愛ゆえか,
以前に相木の指摘した”男として云々”のためなのか,
ちょっと気になるところです。
本当は
管領・細川政元みたいに
オカルト(?)に凝っていたからだったりして。
細川政元は
権力維持とか超能力獲得のために
荼枳尼天に願掛けして
女人を断っていたとかいう話があるようですが,
勘助ならば
戦に負けないように願掛けして,
というところでしょうかね。
あ,
もしかしたら,
景虎こそそうなのか。


それにしても,
なんで元から女人を断っていたことまで
リツが知っているのか,
考えてみると,ちょっと不審な気もします。
 
 
そのリツの実父・原虎胤や真田幸隆も出家。
もう出てこないかと思っていた晃運和尚が
幸隆剃髪の場面で登場したのがちょっとうれしい。
 
 
 
 
○浪,出家する
 
同じ永禄2年,
景虎は2度目の上洛を果たします。
 
その景虎の不在中,
景虎に仕えていた浪(直江実綱の娘)が
春日山城を去って出家。
景虎への叶わぬ思いを秘めて,
ということのようで哀れ。
 
ところで,
直江実綱の娘と言えば,
再来年の大河の主人公・直江兼続の正室が
そうなので,
ひょっとしたら浪がそれに該当?
という感じもしますけど,
兼続の誕生は翌年の永禄3年なので,
いくらなんでも
浪(どんなに若く見ても十代後半)が
二十数年後に兼続の正室になるというのは,
うーん・・・あり得なくはないけど,ちょっと苦しいか。
浪と兼続室は別人ということでおk?
 
それにしても
ナレーションの「出家したという」という
伝聞調はなにゆえでごいすか?
 
 
 
 
○次回は第44回 「信玄暗殺」
 
次週は
去年の太閤殿下(の中の人)の御子息のお顔が
拝見できるらしいです。
というか,今週既にちょこっと出てきましたけど。 

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2007年10月21日 (日)

大河ドラマ「風林火山」/第42回 「軍師と軍神」

今週のアバンタイトルは
木曽征伐から戻って
小坂観音院に駆けつけた山本勘助@内野聖陽を
武田晴信@市川亀治郎が出迎えるシーンなんですが,
勘助は
槍を杖代わりに髪を振り乱して登場。
何だか敗残の武者みたいです,勝ったのに。
 
 
○オープニング
 
今週の「花」枠がどうなるのか,
興味津々だったんですが,
ふたを開けてみれば
「由布姫(回想)」というクレジット。
カピ様のセリフじゃありませんが,
そうきたか・・・という感じです。
  
 
軍配枠はノンクレジット。
 
直江実綱@西岡徳馬は
今週もちゃんと登場していたんですが,
なぜか軍配枠の直前のクレジットでした。
 
 
 
○由布姫没後のあれこれ
 
まず甲斐に戻った晴信は
三条夫人@池脇千鶴に由布姫の死を報告,
笛を返そうとしますが,
三条夫人が
「お前様がお持ちになるべきです」と
受領拒否。
 
まあ,
由布姫が血を吐く直前まで
口にしていた笛ですから,
あんまり受け取りたくはありませんな。
 
 
側にいた萩乃はカピ様に
志摩の今後のことを質問。
対立しつつも
自分と同様の境遇にあった志摩のことを
心配している様子です。
勘助が引き取る意向だと聞いて
一安心の萩乃。
  
何か急にいい人モードになった
萩乃ですが,
これって近々の退場を示唆するような・・・

 
 
その頃,当の勘助は,
由布姫の墓に詣でて
墓標の雪を払い落としながら
「姫様,お寒くありませんか」とか話かけていました。
 
由布姫の回想シーンはここで挿入。
 
その後,
勘助は墓に向かって平伏しながら,
四郎様は
姫様の気高きお心,
御屋形様の思慮深きお心,
そして
勘助の知略と命を受け継いで,
立派な武将となって墓前に参られるから
ご案じ召されるな,
と語りかけるのでした。
 
歴史の結果を知っている視聴者としては,
何とも微妙なセリフです。 
少なくとも
気高きお心は
四郎様に引き継がれたようですが・・・。
 
 
 
年が明けて弘治2年,
その四郎クンの行き先が
高遠城に決定。
 
勘助は
高遠城に移る前に
四郎様に会っておこう,
ということで
四郎の現住居・諏訪高島城を訪れます。
 
勘助の前に現れた四郎クンは
少年時代のカピ様そっくり,
というより
完全に同一人物(池松壮亮の二役)。
これで
勘助の子じゃないかという一部の疑惑も
晴れることでしょう。
 
むしろ,
今のカピ様が少年時代とあまりに違うので
晴信途中で入れ替わり疑惑が出てきそうな気が。
 

四郎クンは
勘助と離れるのが不安なのか,
「また,そなたに会えるのじゃな?」と
心配げに勘助に語りかけます。
勘助は
うれしさ半分,つらさ半分の表情で,
「いつでもまた,はせ参じまする」と返答。
 
と,
よく見ると四郎クンの胸には
「呪いの摩利支天のペンダント」が・・・。
これは晴信バージョンの方でしょうか。
過去,
禰々→由布姫と
諏訪家の関係者に不幸をもたらしてきた
呪いのアイテムだけに,
今後の四郎クンが心配です。
 
 
 
四郎クンが秋山信友に連れられて
高遠城に出立した後,
勘助は残された志摩に向かって
「志摩,儂のところに来い」と告げます。
 
勘助,いきなり志摩にプロポーズ!?
先週,由布姫に
無理やり約束させられた嫁取りを
志摩相手に実現するつもりなんでしょうか。
由布姫,
たしかに「誰でも良い」とか言ってたけど。
 
しかし,
志摩は死ぬまで四郎様に仕えたいと言って
勘助の申し出を拒絶(というか完全無視),
勘助のビックリ嫁取り作戦は失敗に終わりました。
 
 
  
 
○勘助と景虎,対面する
 
この年,越後では
長尾家の重臣の間で
内紛が勃発。
 
長尾家臣団会議の場で
大熊朝秀@大橋吾郎が
土地争いの解決案に不満をぶちまけ,
これに金やんの息子(柿崎)と直江が応戦,
宇佐見定満@緒形拳が
なだめるという展開に,
聞いていた長尾景虎@ガクトが
ブチ切れ,席を立ちます。
 
次のシーンで
誰かが寂しく膝を抱えているので
誰かと思ったら 
退席した景虎でした。
まさか
あの軍神が自室でいじけてるとは,トホホ。
 
 
それから月日が少したちまして
弘治2年6月,
突如,景虎が出奔。
 
宇佐見と直江は
景虎の姉・桃と義兄の長尾政景を頼ったところ,
桃は景虎がマザコンだと指摘(大意),
宇佐見は出奔先が高野山だと見抜き,
直江と政景は高野山に。
 
 
その頃,
志摩に振られて(違う?)傷心の勘助も
流浪の旅に出発,
これまた高野山に向かい,
旧知の高僧・清胤@佐藤慶と面会していました。
 
ところが
この清胤は景虎の師でもあり,
景虎もまた清胤を訪ねてきたものだから,
さあ大変。
景虎が清胤との面会を終えた後,
勘助と景虎は寺の庭で
大立ち回りという展開に。
 
去年の「功名が辻」では
千代が歴史上の有名人に絡んだり,
有名場面に顔を出したりするのを
ご都合主義だと批判する向きがあったようですけど,
風林火山も今回の展開を含めて
結構ご都合主義ではありますな。
 
 
ともあれ,
二人の大立ち回りは
清胤の一喝で水入りに。
さすが,
前世は
源頼義であった
お方だけのことはあります(93年「炎立つ」)。
あ,
武田信玄だったことも
ありましたっけ(83年「徳川家康」)。
ついでにいうと,
勘助が前世(?)で
水戸藩主・徳川慶篤だったときに
家臣役で登場していましたな(98年「徳川慶喜」)。
「徳川慶喜」には
三条夫人やメンズノンノ小山田,忍芽に諏訪頼重まで
出ていたんですが,
なぜか未だに総集編のビデオ化すらされてません。
モッ君と喧嘩して負ける勘助が見たいのに~。

 
 
ええと,話を元に戻すと,
清胤の導きにより
景虎・勘助の二人は仲良く曼荼羅を見学,
さらに一緒に食事をとることに。
互いに冗談を言い合って笑い合うなど
だんだんとうち解けていきます。
 
そうこうしているうちに
景虎を追っかけてきた政景と直江が
高野山に到着,
景虎に
大熊の謀反を告げた上で
家臣たちの起請文を渡します。
景虎は越後に戻ることを決意し,
出奔騒動はここに終結を向かえたのでした。
 
 
勘助の方も甲斐に帰投,
リツの嫁取り話を
リツを養女に迎える形で
納めます。
 
これでどうして解決になるの?
という気もしますが,
勘助としては
志摩の嫁取りを
あきらめていないのかも知れません。
(そんなことない?)
 
 
勘助はリツに
山本家の新たな家宝だと言って
小さな木箱を渡します。
 
リツが箱を開けると 
中には摩利支天像が・・・
またまた
新たな呪いのアイテムが増えてしまったようです。
 
 
 
 
○次週は第43回 「信玄誕生」
 
勘助も鬼美濃も真田幸隆も
スキンヘッドになるようです。
きっかけを作ったカピ様が
スキンヘッドにしないのはなぜだ? 
 
失礼,晴信もスキンヘッドになっていました。

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2007年10月16日 (火)

大河ドラマ「風林火山」・第41回 「姫の死」

先週,
大河レビュー系ブログ各所で話題になった
平蔵,ヒサが
前回のOPでクレジットされていたのに
本編で登場しなかった件ですが,
土曜日の再放送のOPクレジットでは
両名はしっかり外されていましたですね。

 
登場場面があったのに
時間枠の都合で
急きょ削除されてしまったためなのか,
ちょっとした謎だと思いつつ,
今週のレビューに突入。
 
 

○オープニング
 
「花」枠は当然のごとく
今週退場の由布姫@柴本幸。
ただ,
これが由布姫の「花」枠ラストというわけでは
必ずしもないようでごいす。
 
 
軍配枠は
これで何度目かになる
直江実綱@西岡徳馬。
なんでこのキャラが軍配枠に何度も座るのか,
これまたちょっとした謎なんですが・・・・
再来年の大河の主人公の
養父に該当するから,
というわけでもないでしょうしねぇ。
 

宇佐美定満@緒形拳の大トリは
もう当然すぎてコメントするまでもないですな。
 
 
 
○由布姫,最後のツンデレする。
 
冒頭,武田晴信@市川亀治郎から
由布姫吐血の事実を聞かされた
山本勘助@内野聖浩は
晴信が諏訪に出向いたのに供をした際に
小坂観音院に姫を訪ねます。
「久しぶりですね」「長くご無礼つかまつり申した」
というセリフからすると,
相当長く会えていなかった様子。
勘助,さぞや気が気でない日々を過ごしていたのでは? 
 
 
姫様は勘助に
もう長くは生きられないと伝えた上で
今度,生まれ変わるなら男がいい,
カピ様や勘助と存分に戦ってみたい,
と告げます。
が,
その直後に,
やっぱり男も女も嫌じゃ,
水鳥になりたい,
と前言撤回。

死ぬのは嫌ですもの→死んだ方がましじゃ
の頃を彷彿させる
自説変更スピードの速さは
病気に伏せってからも健在の様子。
まあ,勘助にとっては
それが魅力なのかもしれませんね。
 
 
 
その晩,両名は
観音院を訪れた晴信と共に
三人で晩酌。
 
席上,晴信は由布姫に
相談がある,と持ちかけます。
勘助は
また嫁取り話かい!と
やな顔をしますが,
御屋形の口から出たのは
意外なことに戦の相談でした。
 
越後を攻めるか,
それとも木曽一族を攻めるか,
由布姫の言うままに決めるというカビ様。
カピ様は
自分も勘助も考え尽くしたんだが答えが出なかった,
とものたまっていますが,
そんなシーンは今までなかったはずで,
びっくりしている勘助の表情からしても
その場ででっち上げた話なんでしょうね。
 
そういや,前回,
由布姫がカピ様から相談を持ちかけられた時に
戦のことですか,
と一瞬うれしそうな顔を見せていましたっけ。
(実際には勘助の嫁取り話の相談だったけど)
カピ様は
その時のことを忘れずに
由布姫に気をつかったようです。
 
勘助もすぐに晴信の真意に気付いて
話を合わせ,
由布姫の答えを待ちます。
 
 
そして,
由布姫の選択したのは木曽一族攻略。
しかも,
ただ攻略するのではなくて,
降伏させたあとに
晴信の姫を木曽氏の嫡男に嫁がせる,
そうすれば
負けた側は御屋形様に忠義を誓うでしょう,
という戦後処理まで進言します。
 
勝った方が負けた方に人質を出す,
という奇策なわけですが,
勘助は見事な策だと大いに感心。
表面上だけではなく
本気で感心しているようです。
 
たしかに,
由布姫のこの献策は
いかにも勘助の好きそうな搦め手の技で,
いつの間にか
由布姫の思考回路は
勘助に似てきていたようですな。

 
そして,
この由布姫の奇策は,
本当に木曽谷に出兵した武田軍が
木曽義康を降伏させたあとに実行されます。
すなわち,
木曽義康の嫡男・義昌に
晴信は自分の娘を嫁がせます。
嫁いだのは
今週,母親の於琴姫と
貝合わせをして遊んでいた真理姫。
 
そののち,
木曽義康は飛騨攻めに活躍するなど
武田家に忠節を尽くします。

 
由布姫の献策,ドンピシャ!と
言いたいところなのですが・・・・
 
 
ご存じの方も多いと思いますが,
問題は
婿の木曽義昌のほうでして,
勘助と由布姫の宝物・四郎クンが
武田勝頼として当主となっていた天正10年,
秋山信友の支援を勝頼から命じられたのに反抗,
織田に寝返ります。
 
この寝返りをきっかけに
織田軍による武田領侵攻作戦が開始され,
武田側に次々と内通,寝返りが生じて,
武田軍は崩壊,
勝頼は天目山の戦いで自害,
甲斐武田氏は滅亡に至ることに。
 

これからすると
やっぱり木曽一族を滅ぼしておいた方が・・・
ということになりそうです。
 
裏から言うと,
武田滅亡の遠因となる
真理姫嫁下策の発案者が
由布姫であった,というエビを入れた意図は
なんなのかな~?と
ちょっと不思議な感じがします。
 
「風林火山」は
勘助と由布姫が
二人で恨みのある武田家を陥れるため
カピ様を嵌めていく話なんだ,
ということならば
素直に理解できそうなのですが・・・
う~む。 
  
 
 
さて,
話を天正24年に戻すと,
由布姫の選択どおりに
晴信が本当に木曽谷への出兵を決めたことから
勘助は出陣の挨拶に
再び小坂観音院を訪問し,由布姫と庭で面会。
 
その場で由布姫は勘助に対し
カピ様の言っていた娘(リツのこと)の
嫁取りを命じます。
 
その話はとうに断ってござりまする,と
抗弁する勘助に向かい,
「誰でも良いのです!」と由布姫。
誰でも良いのです,ってアンタね(笑)。
 
「約束なさい!しかと約束なさい!」 
と畳みかけて
口撃する由布姫に対し,
姫の体調を心配して
強い態度に出られない勘助は
とうとう「お約束いたしまする」と降参。

勝利に満足したのか微笑む由布姫は
最後に「武運を祈りまする」と言い残して
去っていきます。
 
でも
勘助から姿を隠した後の
由布姫の頬には涙が・・・
本当は
嫁取りさせたくなかったようです。
どないせーちゅうねん,
ホントに。
 
 
ともあれ,
このツンデレが
勘助が生きている由布姫を見た
最後になるのでした。

 

○第2次川中島の戦い 
 
このあと,
武田軍は
いったん木曽谷に出陣しますが,
例によって長尾景虎@ガクト(Gacht)率いる越後勢が
突如,川中島に出陣したため,
木曽攻略は中断し,
甲越両軍は川中島で
犀川を挟んでのにらみ合いに突入。 
 
敵前渡河は
兵法の禁忌事項ということで,
双方とも動けないまま
実に200日が経過。
戦を早く終えて
由布姫に再会したい勘助に対する
嫌がらせとしか思えません。
 
 
由布姫会いたさに
しびれを切らしたのか,
勘助はカピ様に
今川義元に和議の斡旋を求めるよう進言。
 
要請を受けた義元公は
デスラー太原雪斎@伊武雅刀を派遣,
雪斎は
先週から引き続いて三度目になる
「荘子曰く,天を以て属する者は」云々で
ガッくんを煙に巻き,
和議を受け入れさせます。
 
 
和議後,
勘助は
とりあえず晴信を諏訪に向かわせて,
自分は木曽谷へ。
本当は自分も
飛んでいきたいところだったのでしょうが,
まずは由布姫の献策を実現して
その報を持ち帰りたかったんでしょうね。
由布姫に対しては
健気な勘助です。
ミツにも
そのくらい優しくしてやれば良かったのに。
 
 
しかしながら,
晴信が諏訪に着いた頃には
由布姫の命の灯火は消えかかっていました。
四郎の元服後の名前は「勝頼」にする,
というカピ様の言葉を聞きながら
由布姫は世を去ります。
時に弘治元年11月6日。
ちなみに
去年の大河の主人公が生まれるのは
この翌々年のことで,
由布姫は
惜しくも「功名が辻」時代には
入ることはできませんでした。 
 
 

木曽谷にいた勘助は
木曽勢の中の抗戦派の襲撃を受けて
まさに戦いに出ようとした時に
由布姫が亡くなったとの報に接し,
逆上。
 
兜もかぶらないまま
木曽勢に突入,
怒りに任せて刀で切りまくります。
 
勘助の怒りは分かるのですが,
木曽勢にとっては
はなはだ迷惑かも。
もっとも
多人数で槍で勘助に向かいながら
刀を振り回す勘助にバタバタ倒される木曽勢も
どうかと思います。
 
 

○その他
 
今週から伝兵衛と葉月の恋愛譚がスタート。
こんな終盤に来てから
新たなサイドストーリーを開始させて大丈夫?
「義経」の伊勢三郎とまごめの例とかあるからな~。
 
 
それから,
ついに松平元信(のちの徳川家康)が登場。
「功名が辻」登場キャラと重複するキャラは
今川義元に続いて二人目ですかね。
本大河では
デスラー雪斎の愛弟子という設定のようです。
 
そして,
その雪斎が今週で退場。
寿桂尼さま,義元公との三人組による
今川家会議がもう見られないのはちょっと残念です。
 
 
 
○来週は第42回 「軍師と軍神」
 
景虎出奔騒動がメインのようですが,
どうやら勘助も・・・・?
 

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2007年10月 7日 (日)

大河ドラマ「風林火山」第40回 「三国同盟」

今週はタイトルそのままの甲相駿三国同盟の話。
 
しかしながら,
アバンタイトルに登場したのは
カピ様と由布姫@柴本幸。
第一次川中島合戦のあとに
カピ様は由布姫のもとを訪れたようです。
 
カピ様に酌をする由布姫は,
ひと回り小さくなったやつれ顔が痛々しく・・・・と
風林火山ノベライズ本にはあるんですが,
私的には結構健康そうに見えました。
(すいません,姫様)
 
カピ様は酒を飲みながら
相談ごとがあると由布姫に告げます。
 
「戦のことですか?」と問い返す由布姫。
そ,それはカピ様に言うてはなりませんぞ,姫!
そんなことを言うから・・・
などと勘助がいたら諌めそうです。
 
とりあえず,
カピ様は由布姫の問いをさらりと流して
「勘助のことじゃ」と告げます。
 
「勘助のこと・・・?」とおうむ返しする姫様。
 
(何で戦のことじゃないのよ!ムカッ!!)
ということなのか,
(あ~ら,勘助のことがばれちゃったかな!?ちょいヤバかも)
ということなのか,
その表情からは判断が付きかねまする。

 
  
○オープニング
 
「花」枠は
リツ@前田亜季→忍芽@清水美砂
→由布姫@柴本幸と
三人を無理矢理に突っ込んだ感じ。
そのせいか,
由布姫のクレジットは一瞬でした。
 
この調子だと,
由布姫退場後は
リツが「花」枠第一候補?
 
 
軍配枠は順当に北条氏康@松井誠。
 
大トリは寿桂尼@藤村志保。
今週は宇佐見定満の登場がないためですね。
今後は
緒方拳,藤村志保ご両名による
65年大河「太閤記」の秀吉・ねねコンビで
大トリを独占することになりそうです。
 
 

○勘助の嫁取り話
 
甲斐に戻った山本勘助@内野聖浩が
甲府の自宅屋敷の門をくぐると
太吉の女房・子供たちに混じって
「此度の勝ち戦,祝着至極に存じまする」
とリツが出迎えに登場。
 
「リツ殿・・!?」と怪訝な表情の勘助。
妻女のように振る舞うリツにビクーリしたようです。
でも,
リツ殿,どうせならば
とあるお方(←最近,携帯電話のCMで鶴の恩返しやってる方)
のように
「命のお持ち帰りこそ功名の種でございます」
とか何とか言った方がより効果的だと思うでごいすよ。
 
 
 
同じ頃(なのかな?),
アバンタイトルの続きのシーンで
カピ様は勘助の嫁取りのことを相談したいと
由布姫に告げます。
 
勘助に対して憎からぬ思いがあるせいでしょうか,
由布姫,わずかに動揺したようですが,
そこは賢き姫様のこと,
御屋形様はいずこで相手の娘と会ったのかと
切り返しの質問。
これにうっかりと
積翠寺だと応えたばっかりに,
あ~ら,於琴姫のところですね,と
由布姫に責められるカピ様(笑)。
 
弱ったカピ様は
由布姫を抱き寄せてごまかそうとしますが,
由布姫は咳をしながら拒絶。
どうやら肺病(労咳?)にかかっている模様で,
カピ様に移さないための配慮のようです。
 
しかし,
何としても於琴姫のことを
ごまかしたいカピ様は
「何があっても,そなたを離さぬぞ」と
再度,由布姫を強引に抱き寄せ。
これには由布姫も応じちゃうのでした。
(誰です,由布姫GJ!とか言ってるのは?)
 
 
翌日,
勘助は
娘のおかけで出番の増えた原虎胤@宍戸開に
抗議に行きますが,
鬼美濃は逆ギレ(というか,そもそも勘助の方が逆ギレかも),
俺の娘に不服があるかと勘助に食ってかかり,
この話の出所は
そもそもカピ様であることをばらします。

 
困惑した勘助は 
その晩,真田の屋敷で
幸隆,忍芽,相木の三人に相談しますが,
当然,三人とも嫁取り実行を勧告。


最終的に勘助はカピ様に直談判,
嫁取り話をプッシュするのはよしてほしい,と
頼みますが,
カピ様が反応する前に
駒井クンが越後情勢の報告に現れて
話は中断,
次回以降に持ち越しとなったのでした。
 
 
 
 
○三国同盟
 
さて,
その少し前,
越後の国主・長尾景虎@ガクト(Gacht)は
叙任の御礼のために京の都に上洛。
後奈良天皇に拝謁して天盃を頂戴します。
 
長髪をひるがえさないガッくんは
本大河で初披露かと思いますが,
(第1回アバンの尼僧みたいな僧兵姿を除く)
烏帽子姿がよく似合っています。
将来,平安絵巻を描く大河が実現したら
ぜひとも出演していただきたいもの。
 
 
で, 
景虎の留守を好機とばかりに
勘助は今川,北条と武田の三国同盟を画策。
武田にとっての背後の憂いを取り除くための
作戦です。
 
勘助から献策を受けたカピ様は
武田家臣団会議で三国同盟締結策を
とることを宣言。

そうは言っても
今川は遺恨のある北条との和睦に応じないんじゃ?
という飯富虎昌@金田明夫のもっともな疑問に対し,
勘助は応じざるを得なくするため
北条に今川領の河東を責めさせたことを白状。
 
今,今川は
三河で織田信長と戦っているから
北条まで相手にすると二正面作戦を強いられて
苦しくなるということのようです。
ついに勘助の口から
「織田信長」という単語が出てきました。
御本人の登場も間近でしょうか?

 

話を聞いてビクーリしている武田家臣団に対し
晴信は他言無用と命じます。
他言無用ならば
もっと人数を絞った方が
良かった気もします。
 
 
 
一方,
北条の河東進軍を聞いて
驚いた今川義元@谷原章介は
駿府に舞い戻り,
寿桂尼さま,太原崇孚雪斎@伊武雅刀,
そして初登場の今川氏真と対策会議を開催。
 
氏真を叱るタニショー義元,
それをなだめる寿桂尼さま,
という祖母,息子,孫で大騒ぎの
三世代トリオに対し,
ひとり冷静なデスラー雪斎は
今回の河東侵攻が謀略らしいことを告げます。
 
それを聞いた義元公は
ぬあにぃ~と怒りますが,
デスラーは,
したたかにその謀略に乗っちゃいましょう,
先に上洛しちゃえば今川家の勝ちですし,
としごくもっともな理屈で義元を説得。
義元は結局,おkするのでした。
 
さすがは名軍師・雪斎ですが,
「相模の亀も甲斐の山猿も」というセリフは
ちょっといただけません。
甲斐にいるのが”亀”なんじゃ?

 
その甲斐の武田晴信@市川亀治郎と
相模の北条氏康のもとを
雪斎は矢継ぎ早に訪問,
三当主会談の約束を取り付けます。
どうせ
謀略に乗るなら今川家主導の形を
取りたいということなんでしょうね。
 
かくして,
善徳寺に三家の当主が一堂に会して,
盟約が締結され,
ここに甲駿相三国同盟が成立したのでした。
 
 

○勘助,雪斎に心中を吐露する
 
三当主が会談していた時,
勘助は別室で雪斎に
お茶を点ててもらっていました。

お茶を渡しながら
そなたは何のために戦うのか
と尋ねる雪斎に対し,
勘助はためらいもなく,
御屋形様,諏訪の姫様,四郎様のため,
ほかの者は入らない,
と回答。
 
そんなに正直に話していいんかい!!
と突っ込みたくなるところですが,
既に甲斐国内では
リツやおくま(太吉の女房)まで
知っているくらいですから,
勘助にしてみれば
たとえ他国者相手でも隠したって仕方がない,
ということなんでしょうかね。
 
でも,
武田義信に今川家の姫が嫁いでいるわけで,
その武田家の軍師が
義信より四郎を大事に思っていることを
今川家の軍師に表明していいのかな~,
という疑問はどうしても残るかも。
 
 
 
○由布姫,吐血する
 
三国同盟の結果,
晴信の長女・梅が北条家に嫁ぐことになりましたが,
三条夫人@池脇千鶴は出発間際になっても
梅を抱きしめて離しません。
晴信が見苦しいと三条夫人を叱りつけ,
それを飯富が諌めるという
今川家に負けず劣らずの大騒ぎ。
 
それにしても
梅ちゃんのクレジット,
なんで「梅姫」じゃなくて「梅」なんですかね?
 
考えてみると
景虎の姉のクレジットも「桃姫」じゃなくて「桃」だったし,
ひょっとしてフルーツ名には「姫」を付けないという
基準でもあるんかいな。
 

同じ頃,由布姫は
諏訪・小坂観音院の縁側で
呑気に笛を吹いていましたが,
突然吐血して倒れます。
 
必死で呼びかける志摩の声をバックに
由布姫の顔がアップになったところで,
今週はエンドマーク。 
 
 
 
○次週は第41回 「姫の死」
 
サブタイトルどおり
とうとうメインヒロイン・由布姫が退場。
次週予告のセリフ,全部が由布姫でしたですね。
 

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2007年9月30日 (日)

大河ドラマ「風林火山」第39回 「川中島!龍虎激突」

先週は「風林火山」関係でニュースが二つ。
 
一つは
9月26日にクランクアップしたこと,
もう一つは
予定話数を1話増やして全50話になったことです。
 
詳細は分かりませんが,
時間が増えた分を
勘助死後の武田家の運命を描いた
エピローグ分に充てたりするのでしょうかね?
 
暴走する勝頼を
あの世ではらはらしながら見ている
勘助と由布姫の姿が描かれたりとか。
 
あるいは,
「風林火山」を
武田に恨みを持つ勘助と由布姫が
協力して武田家を乗っ取って
滅亡に追いやろうとする話だという視点から,
武田家を滅亡に導いていく勝頼を見て
あの世で
頭を抱えるカピ様の脇で
勘助と由布姫が「四郎さま,GJ!」と
手を取り合って喜んでいるシーンが
描かれたりとか(それはないか)。 

 
それから
勘助の妻・ミツ役だった貫地谷しほりが主役の
朝の連ドラ「ちりとてちん」が今週月曜日からスタート。
先週,太吉にリツと取り違えられて
「もののけじゃあ~」とか言われていたミツですが,
現世に転生して落語家を目指すようです(笑)。
現世のミツは
父親が吉川元春(松重豊),
母親が濃姫(和久井映見)。 
 
今週の「風林火山」の直前,直後に
「ちりとてちん」の予告編が入れられていたのは,
やはり狙ってのこと?
それにしても
濃姫さまの言っていた
”「ちりとてちん」とかけて,大リーグのイチローと解く” 
のオチが気になるでごいすな。
 
 

○オープニング
 
「花」枠には
由布姫@柴本幸が3週ぶりに登場。
よ~し,今週こそ
もう一人の「宿命の女」中心に
レビューするぞ~,
と思ったら出番一瞬だった(泣)。
かちむしって何ですか,姫さま?
 
軍配枠はクレジットなし。
 
大トリは
登場すれば指定席となる
宇佐見定満@緒形拳。
役柄からすれば軍配枠に
これほどふさわしいキャラクター
もいないんでしょうけど,
まさか緒方さんを
トリグループから出すことはできませんしね。
 
そして
今週はトリグループが
大トリの宇佐見だけだった関係で
後ろから2番目の位置に
柿崎景家@金田賢一。
金田賢一さんの大河出演っていうと
80年「獅子の時代」の弥太郎役を
思い出すな~。
去年の「功名が辻」には
三成を捕まえる田中吉政役で出てましたっけ。

 

○諸角,意地を見せる
 
今週は遂に長尾景虎@ガクト(Gacht)が
北信濃に出陣。
出陣前の軍議では一人で長演説,
家臣たちのセリフは「オーッ」だけ。
 
対する武田晴信@市川亀治郎は
山本勘助@内野聖浩の進言により
本陣を置いた塩田城から出ずに
家臣たちを派遣して長尾軍と戦わせますが,
長尾軍は次々と城を落として進軍。
 
勘助に言わせると
景虎を武田側の懐深くまで
誘い込む作戦なんだそうですが,
長尾軍が勘助の予想とは異なり
重要拠点の深志城方面に進軍したため,
ちょっとヤバイと思った晴信は
深志城を守るために
その前衛基地の刈屋原城に
諸角を派遣。
諸角,何やら心に期するものがある様子。


 
ところが今度は
長尾軍の進軍速度が予想以上に
早かったために
勘助の発案で刈屋原城を捨てて
深志城に兵力を統合することに。
 

武田の刈屋原城放棄を聞いた
長尾軍の軍師・宇佐見は
深追いになってきたと見て
景虎に撤退を進言しますが,
その直後,退いたはずの
武田軍が刈屋原城に戻ったという報が届き
景虎は城攻めを決意。
 
 
しかし,
これは諸角の軍令違反の行動でした。
先週の教来石改め馬場信春@高橋和也の
「ただ生きながらえることのみを忠義と心得・・・」という
暴言を気にしていた諸角は
刈屋原城を枕に討ち死にし,
武田軍の士気を高めようと決意していたのです。
・・・・って,
武田軍,そのせいでやばくなってるんですけど(泣)。


深志城で
諸角籠城の報を受けた教来石改め馬場は
「まさか,あれを真に受けて・・・・」と絶句。
御貴殿のせいですぞ~。
 
諸角籠城の知らせは本陣にも届き,
幼い時から守り役の諸角を父親代わりに育った
武田信繁@嘉島典俊はいつになく狼狽。

もう言わないと決めたはずの
「兄上~」という言葉まで使って
カピ様に泣きついて甘え(?),
刈屋原城に援軍に向かわせてもらいます。
 
 
一方,勘助は
もし刈屋原城が戦って落とされたら
北信濃の領主たちが寝返るからヤバイ,
ということで
一休さんのように速考の上で
周囲の軍勢総厚めによる夜襲を発案。
 
 
この夜襲の動きは
長尾軍によって把握されますが,
刈屋原城籠城策って下手すぎておかしいな~,
はやく撤退した方がいいんじゃないかい,
とか思っていたらしい宇佐見は,
これを好機とばかりに
挟み撃ちされないうちに撤兵するよう
景虎に進言。
景虎は無念そうですが
長尾軍は撤退します。
 
 
長尾軍撤退後,
晴信は諸角を呼び出します。
真意を問う晴信に対し,
諸角は許しを請う信繁に無用だと言った上で
もう自分は年老いて役に立たないので
死んで武田軍の士気を高めたいと思った, 
と軍令違反の理由を説明し,
自ら厳罰を要望。
 
しかし,そこはひねくれ者のカピ様のこと,
役に立つか立たないかは儂が決めると激怒,
諸角に向かって生き恥をさらせ,と宣告。
諸角は事実上,責任を
問われないことになったのでした。
めでたし,めでたし(?)。
 
それにしても,勘助,
あんで信繁様より上座に座っとるだよ?
 
 
 
○その他
 
さて,一度撤退しかけた長尾軍ですが,
こちらはインスピレーションで動く軍神・景虎のこと,
途中で急に信濃に軍を引き返します。
 
今度は晴信も出陣,
両雄は犀川を挟んでにらみ合い。
 
 
犀川にサイが出る前に動いた方が負け,
という勘助の読みでしたが,
サイが日本の川に出てくるはずもなく,
ナルシスト・景虎が
自らの美形ぶりを武田軍に見せつけた後に
長尾軍は撤退,
ここに第一次川中島の戦いは終局を迎えたのでした。
(サイの話は嘘です。念のため) 
 
たしか,88年「武田信玄」では
同様のシーンで
晴信と景虎が
テレパシーで会話しちゃっていた記憶が。
この「風林火山」でも
武田家中ではテレパシーが使えるみたいですし,
景虎はああいう人ですから,
今後,両雄のテレパシー会話シーンがあり得るかも。
 
 
 
それと,
 今回のお笑いシーンは
 
   茂 吉:伝兵衛さんは景虎に会ったことがあるだか?
 
   伝兵衛:ああ。
 
   茂 吉:どんな顔だっただ?
 
   伝兵衛:おらみたいなな顔だっただ。
 
 
嘘付けーっ!!(笑)
 
直後の琵琶を弾いている景虎,
心なしか怒っているような。
 
 
それから
リツとおくまの
”心配で夜眠れないから昼寝している”
というのもGJなギャグでした。
 
 
○次回は第40回 「三国同盟」
 
88年「武田信玄」でも
まったく同じサブタイトルの回がありましたけど,
オマージュっぽい展開とかセリフとかが
次回にありますかどうか。

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