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2007年11月 5日 (月)

大河ドラマ「風林火山」第44回 「信玄暗殺」

前回はリツのせいで(?)
全般的にコメディチックな展開だった
「風林火山」ですが,
今週はどシリアスな展開に。
 
 
 
○オープニング
 
お屋形さまのクレジットは
第1回以来の「武田信玄」になりました。
(前回は「武田信玄(晴信)」)
 
「花」枠はノンクレジット。
リツは「花」枠直前のクレジットでした。
今回のように登場人物の少ない回で
「花」枠に座れないようだと
リツが「花」枠に座る日が来るのは
ちょっと期待薄かも知れません。 
 
 
トリグループは
寿桂尼→宇佐見定満。
登場一瞬の緒形拳が
大活躍の藤村志保を抑えての
大トリでした。 
 
 
 
○寿桂尼&平蔵コンビ,暗殺をそそのかす

今週,ストーリーを動かしたのは,
寿桂尼さま&平蔵という意外なコンビ。
 
宇佐見から
寅王丸を信玄暗殺の刺客に仕立てるように
命を受けた平蔵は,
駿河に乗り込み,
首尾良く寿桂尼との面会を果たして
仇討ちのため旧主・諏訪頼重の子息・寅王丸と
接見したいという希望を伝えます。
 
寿桂尼さまは
今川家の当主・義元にことをはかります。
 
雪斎殿亡き後の
今回の今川家会議は
義元公と寿桂尼さまの二人だけ。
あのア・・いや,氏真公は
いかがした?

で,義元公は
寅王丸にそんなことできるわけない,
と疑問を提示するも
寿桂尼さまは強引に
平蔵に寅王丸を会わせることを決定。
何のために
義元公にはかったのか
これじゃ分かりません。
 

平蔵の元に戻った寿桂尼さまは
善は急げというわけで
寅王丸改め長笈を呼び寄せます。
 
 
 
長笈に向かって
武田家が諏訪家の仇敵であることを
話す平蔵ですが,
どうにも遠慮がちで,
由布姫の件に
触れたところで遂に絶句してしまいます。
やはり
平蔵はこの手の策略の実行には
不向きなようです。
 
が,ここで
寿桂尼さまから
思わぬ助け船。
由布姫は殺されたようなものじゃ,
と先々週の景虎のセリフと
同じようなことを言って
長笈をあおります。
 
ここに至って長笈はついに
信玄暗殺計画の実施を決意。



 
 
 
 
○信玄暗殺未遂
 
こうして
平蔵と共に甲斐に向かうことになった
長笈ですが,
平蔵に妻子がいることを知るや
平蔵の同道を断り,
単身で甲府に乗り込みます。
 
 
長笈が目を付けたのは
於琴姫のいる積翠寺。
平家物語を語って聞かせる僧として
乗り込んだようです。
 
 
平蔵の方は
分かれたものの心配になって
積翠寺を見張っていましたが,
太吉と伝兵衛に見つかり,
勘助の屋敷に連れて行かれてしまいます。
平蔵には
間者の真似事も無理みたいです。
 
こうなってくると
平蔵にこんな役割を与えた
宇佐見の人を見る目のなさに
腹が立ってくるような気もします。
 
 
平蔵がそんなことになっているとも知らず
積翠寺を訪れた信玄との面会を
遂に果たした長笈は
平家物語の最中に居眠りを始めた信玄に
近づいて,
一気に刺殺しようとします。
 
が,これは信玄の罠でした。
寝たふりをしていた信玄に長笈は
取り押さえられてしまいます。
 
 
平蔵から事情を聞き出した勘助が 
積翠寺に駆けつけた時には
長笈は既に信玄の前で
がっくりと打ち萎れていたのでした。

 
 
○義信暗殺未遂
 
信玄は長笈を
躑躅が崎館に連れて行き,
武田不動明王の前で
謝罪。
 
その上で,
かつて寅王丸を可愛がってくれた大井夫人や
生母・禰々のことを話して聞かせます。
 
信玄の意外な言動に
長笈は混乱し,
殺意は薄れていきました。
 
 
信玄の太陽政策が成功したか,
と思ったその時,
突然,怒鳴り込んできたのが義信。
背後からは三条夫人と萩乃も付いてきています。

 
その義信,
「この者が父上に刃を向けたはまことにございますか」
などと長笈を非難したものですから,
信玄の太陽政策は台無しに。

信玄は渋い顔をしながら,
「控えよ!」と怒りますが,
義信の非難は止まりません。 
 
どうにも相性が悪いようですな,
この親子。
 
 
そしてこの相性の悪さは,
今回,
父親・信玄が暗殺されそうになったことに
怒っている当の義信が10年もしないうちに
父親の暗殺未遂を起こすという
ところまで行ってしまうわけでしで,
何とも皮肉な話。
 
 
話を戻すと,
義信の怒号を見かねた勘助は
義信をなだめようとしますが,
義信,
今度は由布姫を持ち出して
勘助に食って掛かります。
確かに勘助にとっては
由布姫ネタは痛いところ。
  
 
姉の由布姫のことまで非難された長笈は
目を潤ませながら
今や恨みも消えました,
といいながら,
両手を広げたポーズで
義信に近づいていきます。
 
 
空気を読むのに敏な勘助は,
ヤバイッ!と直感して
長笈と義信の間に立ちますが,
義信は「無礼者!」と言って
勘助をどかしてしまいます。
 
 
その瞬間,
長笈は義信の腰の短刀を
奪い取り,
義信めがけて突進。
 
しかし,短刀は義信ではなくて
止めに入った萩乃の胸にグサッ!


三条や義信の嘆きもむなしく,
萩乃は絶命するのでした。
 
 
 
○勘助,怒る
 
その夜,
屋敷に戻った勘助を待っていたのは
平蔵の脱出,逃走。
というか
事実上,伝兵衛と太吉が逃したらしいです。
 
勘助は
伝兵衛をグーでパンチ。
暗殺の首謀者のことを平蔵から
聞き出したかったんでしょうね。
 
それと
逃したことで伝兵衛が罪に問われる
可能性もあるわけでして,
軽率なことしやがって,という意味合いも
あるんでしょうか。
 
 
殴られた伝兵衛は
裏で糸を引いているのは駿河の寿桂尼だ,
平蔵に何ができるか,
と抗弁。 

それを聞いた勘助が
「寿桂尼・・・寿桂尼め・・・」と怒りを
露わにしたところで今週はエンド。 
 
 
それにしても勘助,
周囲に嫌われていた今川家食客時代に
自分に優しくしてくれた数少ない人物である
寿桂尼さまに対して
平蔵の言葉だけで(しかも伝兵衛を通じた伝聞)
怒りを感じて復讐を考えるというのは
ちと軽率ではないかい?
 
平蔵が嘘を言ってる可能性とか
考えなかったんかいな。
 
実際,
寿桂尼は一枚噛んではいましたが,
本当に平蔵の裏で糸を引いていたのは
越後の宇佐見だったわけですし。
 
 
 
○その他
 
今週のストーリーの柱になった長笈役の
柄本佑さんは
去年の太閤殿下の中の人・柄本明さんの御子息。
似ておられますね,確かに。 
 

それと,
今週は
勘助が四郎クンに兵法を伝達するという
歴史好きが思わずニヤリとしそうな
シーンがありました。
今回は途中で飽きてしまった四郎クンでしたが,
次第に勘助から軍略を吸収して
”強すぎる武将”と言われる武田勝頼が
誕生していくことになるんでしょうか。
 
 
 
 
○次週は第45回 「謀略!桶狭間」
 
次回で遂に「風林火山」の時間軸が
「功名が辻」第1話に到達。
そして
久しぶりに登場の庵原之政殿の
「久方ぶりじゃのお!!」
が聞けそうです(武者震いもするかも)。
 

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ここで寅王丸が出演するとは驚きでした{/cat_5/} それも、平蔵にそそのかされ刺客として 信玄を狙うとは{/ee_3/} 父の諏訪頼重や姉の由布姫の事をあれだけ 云われると憎悪が込み上げて来ますよね。 鎌倉幕府の二代将軍、源頼家の子供の公暁 が叔父の三代将軍実朝を殺した事件とだぶっ てしまう僕なのです{/cat_6/} ブログで何度か書いていますが、実のところ 寅王丸のその後の消息は全く分かっていない のです{/kuri_5/} おそらく、人知れず殺害されたのでしょうが… 幼名の寅王丸は事実... [続きを読む]

受信: 2007年11月 6日 (火) 14時25分

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風林火山ですが、宇佐美定満(緒形拳)より矢崎平蔵(佐藤隆太)へ武田信玄暗殺指令が下されます。刺客は平蔵ではなく今川で出家している寅王丸ですが、平蔵は仲介者になります。ヒサ(水川あさみ)は子供も二人いるし平和に暮らせばいいと反対です。(風林火山、第44話信玄暗殺の感想、以下に続きます) ... [続きを読む]

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