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2007年10月28日 (日)

大河ドラマ「風林火山」第43回「信玄誕生」

今週は最終章を目前にして
一休みといった感じの回でした。
レビューの方も簡潔に。
 
 
 
○リツ,コメディする
 
今週のリツ登場パートは
全体的にコメディタッチでしたが,
特にアバンの部分は秀作。
 
 勘助「(リツに向かって)随分早起きじゃのう」
 
 リツ「早きこと風の如く,にございまする」
 
 勘助「それは左様に軽々しく申す言葉ではない」
 
 リツ「どのように申せばよいのですか?」
 
 勘助「うむ・・・もっと心を込めてじゃ」
 
(ここでOPスタート)
勘助の声「疾きこと 風の如く・・・」
 
 
脚本,演出の方,GJ!でした(笑)。
 
 
 
 
○第3次川中島の戦い
 
景虎の重臣・大熊朝秀@大橋吾郎の
武田寝返りに端を発して始まった第3次川中島の戦いですが,
ほぼセリフとナレーションで説明して終わり。
 
景虎が越後に戻ったという報が
深志城の晴信と武田家臣たちに届けられたシーンで
唐突に出てきた「市川藤若」なる人物は,
晴信が作成した書簡(いわゆる市川文書)の宛名の人物。
 
この市川文書の中に
晴信の使者役として「山本菅助」という名前が
記載されており,
これが
今のところ,勘助の実在を裏付ける唯一の
同時代文書というわけですね。
 
 
時に弘治三年(1557年)。
去年の大河の主人公・千代が生まれたのは
この年のこととされています。
「功名が辻」の時代(スタート時点は永禄3年?)
と重なるまで
あと少し。
 
 
 
 
 
○みんなでスキンヘッドする
 
翌々年の永禄2年,
晴信は出家して「信玄」と号し,
ここに武田信玄が誕生。
 
 
一昨年の「義経」の時には
渡哲也版清盛の特殊メイクのスキンヘッドが
ちょっとだけ話題になったことを記憶していますが, 
市川亀治郎さんは
クランクアップの際の映像で
素の姿でもスキンヘッドになっていましたから,
本当に丸坊主にされたようです。

勘助も
主君に従う+リツ対策のために
出家して「道鬼」と号します。
内野聖陽さん,
スキンヘッドにしても男前ですな。
 

リツの方は
女人ならとうに断っていたではありませんか,
と不満顔。
真実,断っていたのだとすると,
それは姫様へのプラトニックな愛ゆえか,
以前に相木の指摘した”男として云々”のためなのか,
ちょっと気になるところです。
本当は
管領・細川政元みたいに
オカルト(?)に凝っていたからだったりして。
細川政元は
権力維持とか超能力獲得のために
荼枳尼天に願掛けして
女人を断っていたとかいう話があるようですが,
勘助ならば
戦に負けないように願掛けして,
というところでしょうかね。
あ,
もしかしたら,
景虎こそそうなのか。


それにしても,
なんで元から女人を断っていたことまで
リツが知っているのか,
考えてみると,ちょっと不審な気もします。
 
 
そのリツの実父・原虎胤や真田幸隆も出家。
もう出てこないかと思っていた晃運和尚が
幸隆剃髪の場面で登場したのがちょっとうれしい。
 
 
 
 
○浪,出家する
 
同じ永禄2年,
景虎は2度目の上洛を果たします。
 
その景虎の不在中,
景虎に仕えていた浪(直江実綱の娘)が
春日山城を去って出家。
景虎への叶わぬ思いを秘めて,
ということのようで哀れ。
 
ところで,
直江実綱の娘と言えば,
再来年の大河の主人公・直江兼続の正室が
そうなので,
ひょっとしたら浪がそれに該当?
という感じもしますけど,
兼続の誕生は翌年の永禄3年なので,
いくらなんでも
浪(どんなに若く見ても十代後半)が
二十数年後に兼続の正室になるというのは,
うーん・・・あり得なくはないけど,ちょっと苦しいか。
浪と兼続室は別人ということでおk?
 
それにしても
ナレーションの「出家したという」という
伝聞調はなにゆえでごいすか?
 
 
 
 
○次回は第44回 「信玄暗殺」
 
次週は
去年の太閤殿下(の中の人)の御子息のお顔が
拝見できるらしいです。
というか,今週既にちょこっと出てきましたけど。 

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2007年10月21日 (日)

大河ドラマ「風林火山」/第42回 「軍師と軍神」

今週のアバンタイトルは
木曽征伐から戻って
小坂観音院に駆けつけた山本勘助@内野聖陽を
武田晴信@市川亀治郎が出迎えるシーンなんですが,
勘助は
槍を杖代わりに髪を振り乱して登場。
何だか敗残の武者みたいです,勝ったのに。
 
 
○オープニング
 
今週の「花」枠がどうなるのか,
興味津々だったんですが,
ふたを開けてみれば
「由布姫(回想)」というクレジット。
カピ様のセリフじゃありませんが,
そうきたか・・・という感じです。
  
 
軍配枠はノンクレジット。
 
直江実綱@西岡徳馬は
今週もちゃんと登場していたんですが,
なぜか軍配枠の直前のクレジットでした。
 
 
 
○由布姫没後のあれこれ
 
まず甲斐に戻った晴信は
三条夫人@池脇千鶴に由布姫の死を報告,
笛を返そうとしますが,
三条夫人が
「お前様がお持ちになるべきです」と
受領拒否。
 
まあ,
由布姫が血を吐く直前まで
口にしていた笛ですから,
あんまり受け取りたくはありませんな。
 
 
側にいた萩乃はカピ様に
志摩の今後のことを質問。
対立しつつも
自分と同様の境遇にあった志摩のことを
心配している様子です。
勘助が引き取る意向だと聞いて
一安心の萩乃。
  
何か急にいい人モードになった
萩乃ですが,
これって近々の退場を示唆するような・・・

 
 
その頃,当の勘助は,
由布姫の墓に詣でて
墓標の雪を払い落としながら
「姫様,お寒くありませんか」とか話かけていました。
 
由布姫の回想シーンはここで挿入。
 
その後,
勘助は墓に向かって平伏しながら,
四郎様は
姫様の気高きお心,
御屋形様の思慮深きお心,
そして
勘助の知略と命を受け継いで,
立派な武将となって墓前に参られるから
ご案じ召されるな,
と語りかけるのでした。
 
歴史の結果を知っている視聴者としては,
何とも微妙なセリフです。 
少なくとも
気高きお心は
四郎様に引き継がれたようですが・・・。
 
 
 
年が明けて弘治2年,
その四郎クンの行き先が
高遠城に決定。
 
勘助は
高遠城に移る前に
四郎様に会っておこう,
ということで
四郎の現住居・諏訪高島城を訪れます。
 
勘助の前に現れた四郎クンは
少年時代のカピ様そっくり,
というより
完全に同一人物(池松壮亮の二役)。
これで
勘助の子じゃないかという一部の疑惑も
晴れることでしょう。
 
むしろ,
今のカピ様が少年時代とあまりに違うので
晴信途中で入れ替わり疑惑が出てきそうな気が。
 

四郎クンは
勘助と離れるのが不安なのか,
「また,そなたに会えるのじゃな?」と
心配げに勘助に語りかけます。
勘助は
うれしさ半分,つらさ半分の表情で,
「いつでもまた,はせ参じまする」と返答。
 
と,
よく見ると四郎クンの胸には
「呪いの摩利支天のペンダント」が・・・。
これは晴信バージョンの方でしょうか。
過去,
禰々→由布姫と
諏訪家の関係者に不幸をもたらしてきた
呪いのアイテムだけに,
今後の四郎クンが心配です。
 
 
 
四郎クンが秋山信友に連れられて
高遠城に出立した後,
勘助は残された志摩に向かって
「志摩,儂のところに来い」と告げます。
 
勘助,いきなり志摩にプロポーズ!?
先週,由布姫に
無理やり約束させられた嫁取りを
志摩相手に実現するつもりなんでしょうか。
由布姫,
たしかに「誰でも良い」とか言ってたけど。
 
しかし,
志摩は死ぬまで四郎様に仕えたいと言って
勘助の申し出を拒絶(というか完全無視),
勘助のビックリ嫁取り作戦は失敗に終わりました。
 
 
  
 
○勘助と景虎,対面する
 
この年,越後では
長尾家の重臣の間で
内紛が勃発。
 
長尾家臣団会議の場で
大熊朝秀@大橋吾郎が
土地争いの解決案に不満をぶちまけ,
これに金やんの息子(柿崎)と直江が応戦,
宇佐見定満@緒形拳が
なだめるという展開に,
聞いていた長尾景虎@ガクトが
ブチ切れ,席を立ちます。
 
次のシーンで
誰かが寂しく膝を抱えているので
誰かと思ったら 
退席した景虎でした。
まさか
あの軍神が自室でいじけてるとは,トホホ。
 
 
それから月日が少したちまして
弘治2年6月,
突如,景虎が出奔。
 
宇佐見と直江は
景虎の姉・桃と義兄の長尾政景を頼ったところ,
桃は景虎がマザコンだと指摘(大意),
宇佐見は出奔先が高野山だと見抜き,
直江と政景は高野山に。
 
 
その頃,
志摩に振られて(違う?)傷心の勘助も
流浪の旅に出発,
これまた高野山に向かい,
旧知の高僧・清胤@佐藤慶と面会していました。
 
ところが
この清胤は景虎の師でもあり,
景虎もまた清胤を訪ねてきたものだから,
さあ大変。
景虎が清胤との面会を終えた後,
勘助と景虎は寺の庭で
大立ち回りという展開に。
 
去年の「功名が辻」では
千代が歴史上の有名人に絡んだり,
有名場面に顔を出したりするのを
ご都合主義だと批判する向きがあったようですけど,
風林火山も今回の展開を含めて
結構ご都合主義ではありますな。
 
 
ともあれ,
二人の大立ち回りは
清胤の一喝で水入りに。
さすが,
前世は
源頼義であった
お方だけのことはあります(93年「炎立つ」)。
あ,
武田信玄だったことも
ありましたっけ(83年「徳川家康」)。
ついでにいうと,
勘助が前世(?)で
水戸藩主・徳川慶篤だったときに
家臣役で登場していましたな(98年「徳川慶喜」)。
「徳川慶喜」には
三条夫人やメンズノンノ小山田,忍芽に諏訪頼重まで
出ていたんですが,
なぜか未だに総集編のビデオ化すらされてません。
モッ君と喧嘩して負ける勘助が見たいのに~。

 
 
ええと,話を元に戻すと,
清胤の導きにより
景虎・勘助の二人は仲良く曼荼羅を見学,
さらに一緒に食事をとることに。
互いに冗談を言い合って笑い合うなど
だんだんとうち解けていきます。
 
そうこうしているうちに
景虎を追っかけてきた政景と直江が
高野山に到着,
景虎に
大熊の謀反を告げた上で
家臣たちの起請文を渡します。
景虎は越後に戻ることを決意し,
出奔騒動はここに終結を向かえたのでした。
 
 
勘助の方も甲斐に帰投,
リツの嫁取り話を
リツを養女に迎える形で
納めます。
 
これでどうして解決になるの?
という気もしますが,
勘助としては
志摩の嫁取りを
あきらめていないのかも知れません。
(そんなことない?)
 
 
勘助はリツに
山本家の新たな家宝だと言って
小さな木箱を渡します。
 
リツが箱を開けると 
中には摩利支天像が・・・
またまた
新たな呪いのアイテムが増えてしまったようです。
 
 
 
 
○次週は第43回 「信玄誕生」
 
勘助も鬼美濃も真田幸隆も
スキンヘッドになるようです。
きっかけを作ったカピ様が
スキンヘッドにしないのはなぜだ? 
 
失礼,晴信もスキンヘッドになっていました。

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2007年10月16日 (火)

大河ドラマ「風林火山」・第41回 「姫の死」

先週,
大河レビュー系ブログ各所で話題になった
平蔵,ヒサが
前回のOPでクレジットされていたのに
本編で登場しなかった件ですが,
土曜日の再放送のOPクレジットでは
両名はしっかり外されていましたですね。

 
登場場面があったのに
時間枠の都合で
急きょ削除されてしまったためなのか,
ちょっとした謎だと思いつつ,
今週のレビューに突入。
 
 

○オープニング
 
「花」枠は当然のごとく
今週退場の由布姫@柴本幸。
ただ,
これが由布姫の「花」枠ラストというわけでは
必ずしもないようでごいす。
 
 
軍配枠は
これで何度目かになる
直江実綱@西岡徳馬。
なんでこのキャラが軍配枠に何度も座るのか,
これまたちょっとした謎なんですが・・・・
再来年の大河の主人公の
養父に該当するから,
というわけでもないでしょうしねぇ。
 

宇佐美定満@緒形拳の大トリは
もう当然すぎてコメントするまでもないですな。
 
 
 
○由布姫,最後のツンデレする。
 
冒頭,武田晴信@市川亀治郎から
由布姫吐血の事実を聞かされた
山本勘助@内野聖浩は
晴信が諏訪に出向いたのに供をした際に
小坂観音院に姫を訪ねます。
「久しぶりですね」「長くご無礼つかまつり申した」
というセリフからすると,
相当長く会えていなかった様子。
勘助,さぞや気が気でない日々を過ごしていたのでは? 
 
 
姫様は勘助に
もう長くは生きられないと伝えた上で
今度,生まれ変わるなら男がいい,
カピ様や勘助と存分に戦ってみたい,
と告げます。
が,
その直後に,
やっぱり男も女も嫌じゃ,
水鳥になりたい,
と前言撤回。

死ぬのは嫌ですもの→死んだ方がましじゃ
の頃を彷彿させる
自説変更スピードの速さは
病気に伏せってからも健在の様子。
まあ,勘助にとっては
それが魅力なのかもしれませんね。
 
 
 
その晩,両名は
観音院を訪れた晴信と共に
三人で晩酌。
 
席上,晴信は由布姫に
相談がある,と持ちかけます。
勘助は
また嫁取り話かい!と
やな顔をしますが,
御屋形の口から出たのは
意外なことに戦の相談でした。
 
越後を攻めるか,
それとも木曽一族を攻めるか,
由布姫の言うままに決めるというカビ様。
カピ様は
自分も勘助も考え尽くしたんだが答えが出なかった,
とものたまっていますが,
そんなシーンは今までなかったはずで,
びっくりしている勘助の表情からしても
その場ででっち上げた話なんでしょうね。
 
そういや,前回,
由布姫がカピ様から相談を持ちかけられた時に
戦のことですか,
と一瞬うれしそうな顔を見せていましたっけ。
(実際には勘助の嫁取り話の相談だったけど)
カピ様は
その時のことを忘れずに
由布姫に気をつかったようです。
 
勘助もすぐに晴信の真意に気付いて
話を合わせ,
由布姫の答えを待ちます。
 
 
そして,
由布姫の選択したのは木曽一族攻略。
しかも,
ただ攻略するのではなくて,
降伏させたあとに
晴信の姫を木曽氏の嫡男に嫁がせる,
そうすれば
負けた側は御屋形様に忠義を誓うでしょう,
という戦後処理まで進言します。
 
勝った方が負けた方に人質を出す,
という奇策なわけですが,
勘助は見事な策だと大いに感心。
表面上だけではなく
本気で感心しているようです。
 
たしかに,
由布姫のこの献策は
いかにも勘助の好きそうな搦め手の技で,
いつの間にか
由布姫の思考回路は
勘助に似てきていたようですな。

 
そして,
この由布姫の奇策は,
本当に木曽谷に出兵した武田軍が
木曽義康を降伏させたあとに実行されます。
すなわち,
木曽義康の嫡男・義昌に
晴信は自分の娘を嫁がせます。
嫁いだのは
今週,母親の於琴姫と
貝合わせをして遊んでいた真理姫。
 
そののち,
木曽義康は飛騨攻めに活躍するなど
武田家に忠節を尽くします。

 
由布姫の献策,ドンピシャ!と
言いたいところなのですが・・・・
 
 
ご存じの方も多いと思いますが,
問題は
婿の木曽義昌のほうでして,
勘助と由布姫の宝物・四郎クンが
武田勝頼として当主となっていた天正10年,
秋山信友の支援を勝頼から命じられたのに反抗,
織田に寝返ります。
 
この寝返りをきっかけに
織田軍による武田領侵攻作戦が開始され,
武田側に次々と内通,寝返りが生じて,
武田軍は崩壊,
勝頼は天目山の戦いで自害,
甲斐武田氏は滅亡に至ることに。
 

これからすると
やっぱり木曽一族を滅ぼしておいた方が・・・
ということになりそうです。
 
裏から言うと,
武田滅亡の遠因となる
真理姫嫁下策の発案者が
由布姫であった,というエビを入れた意図は
なんなのかな~?と
ちょっと不思議な感じがします。
 
「風林火山」は
勘助と由布姫が
二人で恨みのある武田家を陥れるため
カピ様を嵌めていく話なんだ,
ということならば
素直に理解できそうなのですが・・・
う~む。 
  
 
 
さて,
話を天正24年に戻すと,
由布姫の選択どおりに
晴信が本当に木曽谷への出兵を決めたことから
勘助は出陣の挨拶に
再び小坂観音院を訪問し,由布姫と庭で面会。
 
その場で由布姫は勘助に対し
カピ様の言っていた娘(リツのこと)の
嫁取りを命じます。
 
その話はとうに断ってござりまする,と
抗弁する勘助に向かい,
「誰でも良いのです!」と由布姫。
誰でも良いのです,ってアンタね(笑)。
 
「約束なさい!しかと約束なさい!」 
と畳みかけて
口撃する由布姫に対し,
姫の体調を心配して
強い態度に出られない勘助は
とうとう「お約束いたしまする」と降参。

勝利に満足したのか微笑む由布姫は
最後に「武運を祈りまする」と言い残して
去っていきます。
 
でも
勘助から姿を隠した後の
由布姫の頬には涙が・・・
本当は
嫁取りさせたくなかったようです。
どないせーちゅうねん,
ホントに。
 
 
ともあれ,
このツンデレが
勘助が生きている由布姫を見た
最後になるのでした。

 

○第2次川中島の戦い 
 
このあと,
武田軍は
いったん木曽谷に出陣しますが,
例によって長尾景虎@ガクト(Gacht)率いる越後勢が
突如,川中島に出陣したため,
木曽攻略は中断し,
甲越両軍は川中島で
犀川を挟んでのにらみ合いに突入。 
 
敵前渡河は
兵法の禁忌事項ということで,
双方とも動けないまま
実に200日が経過。
戦を早く終えて
由布姫に再会したい勘助に対する
嫌がらせとしか思えません。
 
 
由布姫会いたさに
しびれを切らしたのか,
勘助はカピ様に
今川義元に和議の斡旋を求めるよう進言。
 
要請を受けた義元公は
デスラー太原雪斎@伊武雅刀を派遣,
雪斎は
先週から引き続いて三度目になる
「荘子曰く,天を以て属する者は」云々で
ガッくんを煙に巻き,
和議を受け入れさせます。
 
 
和議後,
勘助は
とりあえず晴信を諏訪に向かわせて,
自分は木曽谷へ。
本当は自分も
飛んでいきたいところだったのでしょうが,
まずは由布姫の献策を実現して
その報を持ち帰りたかったんでしょうね。
由布姫に対しては
健気な勘助です。
ミツにも
そのくらい優しくしてやれば良かったのに。
 
 
しかしながら,
晴信が諏訪に着いた頃には
由布姫の命の灯火は消えかかっていました。
四郎の元服後の名前は「勝頼」にする,
というカピ様の言葉を聞きながら
由布姫は世を去ります。
時に弘治元年11月6日。
ちなみに
去年の大河の主人公が生まれるのは
この翌々年のことで,
由布姫は
惜しくも「功名が辻」時代には
入ることはできませんでした。 
 
 

木曽谷にいた勘助は
木曽勢の中の抗戦派の襲撃を受けて
まさに戦いに出ようとした時に
由布姫が亡くなったとの報に接し,
逆上。
 
兜もかぶらないまま
木曽勢に突入,
怒りに任せて刀で切りまくります。
 
勘助の怒りは分かるのですが,
木曽勢にとっては
はなはだ迷惑かも。
もっとも
多人数で槍で勘助に向かいながら
刀を振り回す勘助にバタバタ倒される木曽勢も
どうかと思います。
 
 

○その他
 
今週から伝兵衛と葉月の恋愛譚がスタート。
こんな終盤に来てから
新たなサイドストーリーを開始させて大丈夫?
「義経」の伊勢三郎とまごめの例とかあるからな~。
 
 
それから,
ついに松平元信(のちの徳川家康)が登場。
「功名が辻」登場キャラと重複するキャラは
今川義元に続いて二人目ですかね。
本大河では
デスラー雪斎の愛弟子という設定のようです。
 
そして,
その雪斎が今週で退場。
寿桂尼さま,義元公との三人組による
今川家会議がもう見られないのはちょっと残念です。
 
 
 
○来週は第42回 「軍師と軍神」
 
景虎出奔騒動がメインのようですが,
どうやら勘助も・・・・?
 

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2007年10月 7日 (日)

大河ドラマ「風林火山」第40回 「三国同盟」

今週はタイトルそのままの甲相駿三国同盟の話。
 
しかしながら,
アバンタイトルに登場したのは
カピ様と由布姫@柴本幸。
第一次川中島合戦のあとに
カピ様は由布姫のもとを訪れたようです。
 
カピ様に酌をする由布姫は,
ひと回り小さくなったやつれ顔が痛々しく・・・・と
風林火山ノベライズ本にはあるんですが,
私的には結構健康そうに見えました。
(すいません,姫様)
 
カピ様は酒を飲みながら
相談ごとがあると由布姫に告げます。
 
「戦のことですか?」と問い返す由布姫。
そ,それはカピ様に言うてはなりませんぞ,姫!
そんなことを言うから・・・
などと勘助がいたら諌めそうです。
 
とりあえず,
カピ様は由布姫の問いをさらりと流して
「勘助のことじゃ」と告げます。
 
「勘助のこと・・・?」とおうむ返しする姫様。
 
(何で戦のことじゃないのよ!ムカッ!!)
ということなのか,
(あ~ら,勘助のことがばれちゃったかな!?ちょいヤバかも)
ということなのか,
その表情からは判断が付きかねまする。

 
  
○オープニング
 
「花」枠は
リツ@前田亜季→忍芽@清水美砂
→由布姫@柴本幸と
三人を無理矢理に突っ込んだ感じ。
そのせいか,
由布姫のクレジットは一瞬でした。
 
この調子だと,
由布姫退場後は
リツが「花」枠第一候補?
 
 
軍配枠は順当に北条氏康@松井誠。
 
大トリは寿桂尼@藤村志保。
今週は宇佐見定満の登場がないためですね。
今後は
緒方拳,藤村志保ご両名による
65年大河「太閤記」の秀吉・ねねコンビで
大トリを独占することになりそうです。
 
 

○勘助の嫁取り話
 
甲斐に戻った山本勘助@内野聖浩が
甲府の自宅屋敷の門をくぐると
太吉の女房・子供たちに混じって
「此度の勝ち戦,祝着至極に存じまする」
とリツが出迎えに登場。
 
「リツ殿・・!?」と怪訝な表情の勘助。
妻女のように振る舞うリツにビクーリしたようです。
でも,
リツ殿,どうせならば
とあるお方(←最近,携帯電話のCMで鶴の恩返しやってる方)
のように
「命のお持ち帰りこそ功名の種でございます」
とか何とか言った方がより効果的だと思うでごいすよ。
 
 
 
同じ頃(なのかな?),
アバンタイトルの続きのシーンで
カピ様は勘助の嫁取りのことを相談したいと
由布姫に告げます。
 
勘助に対して憎からぬ思いがあるせいでしょうか,
由布姫,わずかに動揺したようですが,
そこは賢き姫様のこと,
御屋形様はいずこで相手の娘と会ったのかと
切り返しの質問。
これにうっかりと
積翠寺だと応えたばっかりに,
あ~ら,於琴姫のところですね,と
由布姫に責められるカピ様(笑)。
 
弱ったカピ様は
由布姫を抱き寄せてごまかそうとしますが,
由布姫は咳をしながら拒絶。
どうやら肺病(労咳?)にかかっている模様で,
カピ様に移さないための配慮のようです。
 
しかし,
何としても於琴姫のことを
ごまかしたいカピ様は
「何があっても,そなたを離さぬぞ」と
再度,由布姫を強引に抱き寄せ。
これには由布姫も応じちゃうのでした。
(誰です,由布姫GJ!とか言ってるのは?)
 
 
翌日,
勘助は
娘のおかけで出番の増えた原虎胤@宍戸開に
抗議に行きますが,
鬼美濃は逆ギレ(というか,そもそも勘助の方が逆ギレかも),
俺の娘に不服があるかと勘助に食ってかかり,
この話の出所は
そもそもカピ様であることをばらします。

 
困惑した勘助は 
その晩,真田の屋敷で
幸隆,忍芽,相木の三人に相談しますが,
当然,三人とも嫁取り実行を勧告。


最終的に勘助はカピ様に直談判,
嫁取り話をプッシュするのはよしてほしい,と
頼みますが,
カピ様が反応する前に
駒井クンが越後情勢の報告に現れて
話は中断,
次回以降に持ち越しとなったのでした。
 
 
 
 
○三国同盟
 
さて,
その少し前,
越後の国主・長尾景虎@ガクト(Gacht)は
叙任の御礼のために京の都に上洛。
後奈良天皇に拝謁して天盃を頂戴します。
 
長髪をひるがえさないガッくんは
本大河で初披露かと思いますが,
(第1回アバンの尼僧みたいな僧兵姿を除く)
烏帽子姿がよく似合っています。
将来,平安絵巻を描く大河が実現したら
ぜひとも出演していただきたいもの。
 
 
で, 
景虎の留守を好機とばかりに
勘助は今川,北条と武田の三国同盟を画策。
武田にとっての背後の憂いを取り除くための
作戦です。
 
勘助から献策を受けたカピ様は
武田家臣団会議で三国同盟締結策を
とることを宣言。

そうは言っても
今川は遺恨のある北条との和睦に応じないんじゃ?
という飯富虎昌@金田明夫のもっともな疑問に対し,
勘助は応じざるを得なくするため
北条に今川領の河東を責めさせたことを白状。
 
今,今川は
三河で織田信長と戦っているから
北条まで相手にすると二正面作戦を強いられて
苦しくなるということのようです。
ついに勘助の口から
「織田信長」という単語が出てきました。
御本人の登場も間近でしょうか?

 

話を聞いてビクーリしている武田家臣団に対し
晴信は他言無用と命じます。
他言無用ならば
もっと人数を絞った方が
良かった気もします。
 
 
 
一方,
北条の河東進軍を聞いて
驚いた今川義元@谷原章介は
駿府に舞い戻り,
寿桂尼さま,太原崇孚雪斎@伊武雅刀,
そして初登場の今川氏真と対策会議を開催。
 
氏真を叱るタニショー義元,
それをなだめる寿桂尼さま,
という祖母,息子,孫で大騒ぎの
三世代トリオに対し,
ひとり冷静なデスラー雪斎は
今回の河東侵攻が謀略らしいことを告げます。
 
それを聞いた義元公は
ぬあにぃ~と怒りますが,
デスラーは,
したたかにその謀略に乗っちゃいましょう,
先に上洛しちゃえば今川家の勝ちですし,
としごくもっともな理屈で義元を説得。
義元は結局,おkするのでした。
 
さすがは名軍師・雪斎ですが,
「相模の亀も甲斐の山猿も」というセリフは
ちょっといただけません。
甲斐にいるのが”亀”なんじゃ?

 
その甲斐の武田晴信@市川亀治郎と
相模の北条氏康のもとを
雪斎は矢継ぎ早に訪問,
三当主会談の約束を取り付けます。
どうせ
謀略に乗るなら今川家主導の形を
取りたいということなんでしょうね。
 
かくして,
善徳寺に三家の当主が一堂に会して,
盟約が締結され,
ここに甲駿相三国同盟が成立したのでした。
 
 

○勘助,雪斎に心中を吐露する
 
三当主が会談していた時,
勘助は別室で雪斎に
お茶を点ててもらっていました。

お茶を渡しながら
そなたは何のために戦うのか
と尋ねる雪斎に対し,
勘助はためらいもなく,
御屋形様,諏訪の姫様,四郎様のため,
ほかの者は入らない,
と回答。
 
そんなに正直に話していいんかい!!
と突っ込みたくなるところですが,
既に甲斐国内では
リツやおくま(太吉の女房)まで
知っているくらいですから,
勘助にしてみれば
たとえ他国者相手でも隠したって仕方がない,
ということなんでしょうかね。
 
でも,
武田義信に今川家の姫が嫁いでいるわけで,
その武田家の軍師が
義信より四郎を大事に思っていることを
今川家の軍師に表明していいのかな~,
という疑問はどうしても残るかも。
 
 
 
○由布姫,吐血する
 
三国同盟の結果,
晴信の長女・梅が北条家に嫁ぐことになりましたが,
三条夫人@池脇千鶴は出発間際になっても
梅を抱きしめて離しません。
晴信が見苦しいと三条夫人を叱りつけ,
それを飯富が諌めるという
今川家に負けず劣らずの大騒ぎ。
 
それにしても
梅ちゃんのクレジット,
なんで「梅姫」じゃなくて「梅」なんですかね?
 
考えてみると
景虎の姉のクレジットも「桃姫」じゃなくて「桃」だったし,
ひょっとしてフルーツ名には「姫」を付けないという
基準でもあるんかいな。
 

同じ頃,由布姫は
諏訪・小坂観音院の縁側で
呑気に笛を吹いていましたが,
突然吐血して倒れます。
 
必死で呼びかける志摩の声をバックに
由布姫の顔がアップになったところで,
今週はエンドマーク。 
 
 
 
○次週は第41回 「姫の死」
 
サブタイトルどおり
とうとうメインヒロイン・由布姫が退場。
次週予告のセリフ,全部が由布姫でしたですね。
 

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