大河ドラマ「風林火山」第43回「信玄誕生」
今週は最終章を目前にして
一休みといった感じの回でした。
レビューの方も簡潔に。
○リツ,コメディする
今週のリツ登場パートは
全体的にコメディタッチでしたが,
特にアバンの部分は秀作。
勘助「(リツに向かって)随分早起きじゃのう」
リツ「早きこと風の如く,にございまする」
勘助「それは左様に軽々しく申す言葉ではない」
リツ「どのように申せばよいのですか?」
勘助「うむ・・・もっと心を込めてじゃ」
(ここでOPスタート)
勘助の声「疾きこと 風の如く・・・」
脚本,演出の方,GJ!でした(笑)。
○第3次川中島の戦い
景虎の重臣・大熊朝秀@大橋吾郎の
武田寝返りに端を発して始まった第3次川中島の戦いですが,
ほぼセリフとナレーションで説明して終わり。
景虎が越後に戻ったという報が
深志城の晴信と武田家臣たちに届けられたシーンで
唐突に出てきた「市川藤若」なる人物は,
晴信が作成した書簡(いわゆる市川文書)の宛名の人物。
この市川文書の中に
晴信の使者役として「山本菅助」という名前が
記載されており,
これが
今のところ,勘助の実在を裏付ける唯一の
同時代文書というわけですね。
時に弘治三年(1557年)。
去年の大河の主人公・千代が生まれたのは
この年のこととされています。
「功名が辻」の時代(スタート時点は永禄3年?)
と重なるまで
あと少し。
○みんなでスキンヘッドする
翌々年の永禄2年,
晴信は出家して「信玄」と号し,
ここに武田信玄が誕生。
一昨年の「義経」の時には
渡哲也版清盛の特殊メイクのスキンヘッドが
ちょっとだけ話題になったことを記憶していますが,
市川亀治郎さんは
クランクアップの際の映像で
素の姿でもスキンヘッドになっていましたから,
本当に丸坊主にされたようです。
勘助も
主君に従う+リツ対策のために
出家して「道鬼」と号します。
内野聖陽さん,
スキンヘッドにしても男前ですな。
リツの方は
女人ならとうに断っていたではありませんか,
と不満顔。
真実,断っていたのだとすると,
それは姫様へのプラトニックな愛ゆえか,
以前に相木の指摘した”男として云々”のためなのか,
ちょっと気になるところです。
本当は
管領・細川政元みたいに
オカルト(?)に凝っていたからだったりして。
細川政元は
権力維持とか超能力獲得のために
荼枳尼天に願掛けして
女人を断っていたとかいう話があるようですが,
勘助ならば
戦に負けないように願掛けして,
というところでしょうかね。
あ,
もしかしたら,
景虎こそそうなのか。
それにしても,
なんで元から女人を断っていたことまで
リツが知っているのか,
考えてみると,ちょっと不審な気もします。
そのリツの実父・原虎胤や真田幸隆も出家。
もう出てこないかと思っていた晃運和尚が
幸隆剃髪の場面で登場したのがちょっとうれしい。
○浪,出家する
同じ永禄2年,
景虎は2度目の上洛を果たします。
その景虎の不在中,
景虎に仕えていた浪(直江実綱の娘)が
春日山城を去って出家。
景虎への叶わぬ思いを秘めて,
ということのようで哀れ。
ところで,
直江実綱の娘と言えば,
再来年の大河の主人公・直江兼続の正室が
そうなので,
ひょっとしたら浪がそれに該当?
という感じもしますけど,
兼続の誕生は翌年の永禄3年なので,
いくらなんでも
浪(どんなに若く見ても十代後半)が
二十数年後に兼続の正室になるというのは,
うーん・・・あり得なくはないけど,ちょっと苦しいか。
浪と兼続室は別人ということでおk?
それにしても
ナレーションの「出家したという」という
伝聞調はなにゆえでごいすか?
○次回は第44回 「信玄暗殺」
次週は
去年の太閤殿下(の中の人)の御子息のお顔が
拝見できるらしいです。
というか,今週既にちょこっと出てきましたけど。
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