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2007年9月10日 (月)

大河ドラマ「風林火山」第36回 「宿命の女」

今週はとうとう
小山田信有&美瑠姫ストーリーの
ラストです。
 
   
○オープニング
 
長尾景虎,三条夫人が不在のため,
三番手は飯富虎昌@金田明夫。
四番手に我らが小山田信有@田辺誠一。
美瑠姫@真木よう子も
無事にクレジット(当然だけど)。 
 
「花」枠は指定席の由布姫@柴本幸,
軍配枠は諸角虎定@加藤武。
 
そして,
今週の大トリは,
大井夫人@風吹ジュンかと思いきや,
寿桂尼@藤村志保。
「風林火山」では初です。
 
 
 
○小山田と勘助 
 
それでは,
メンズノンノ小山田こと小山田信有&
ミルミル美瑠姫カップルの
最後のレビューをば
いたしまひょう。
 
 
今川家の姫を
武田太郎の正室に迎えるべく
画策中の山本勘助@内野聖浩は,
縁組みに北条家が反発しないための
根回しを頼みに
メンズノンノ小山田を訪ねます。
 
メンズノンノは
最初,勘助に向かって
あれやこれやと皮肉を言いますが,
やがて話題は美瑠姫のことに。
 
勘助に向かって
「そなたを儂は今ならば解せる」と
前置きした小山田は,
美瑠姫の子・藤王丸が
前夫・笠原清繁の子ではないかと 
疑っていることを告白します。
 
「疑っている」ということは
小山田殿本人は
確信にまでは至っていないんかな。
視聴者は
ほとんど確信していると思うけど。
 
しかし,
そうであっても,
儂は美瑠姫を恨む気にはなれぬ,
むしろ美瑠姫はあっぱれだ,
と爽やかに述べる小山田殿。
 
勘助の方は, 
どうして自分にそんな告白を,
と当然の疑問を呈しますが,
小山田殿は
面白いからじゃ,フハハハハと
回答なされます。
勘助が戸惑うのが
面白いんでしょうか? 

 
加えてメンズノンノは
「武田家のことより 
由布姫様のことを思うて
生きているそちが
愚かで好きじゃ」と
勘助に対し
意地悪な表現ながら
好意を示します。
 
さらに,
メンズノンノは
「安堵して美瑠が眠る姿を見るのが
何より好きじゃ」と
寝姿フェチであることまで
自白。 
そういや,
ミルミルが
初めて小山田の屋敷で
目を覚ました時にも
側に座って
寝姿をじっと見ていましたもんね。
 
 
こうして
美瑠姫ネタで話が弾む
勘助と小山田でしたが,
途中で小山田の家臣から
火急の連絡が入って残念ながら中断。
病気の藤王丸の容態に
急変が生じた模様です。
 
 
小山田は急遽,
美瑠姫と藤王丸のいる駒橋の屋敷に向かい,
勘助は雨の中をぬれながら
徒歩で帰宅の途につきます。
 

  
○美瑠姫の悲劇,そして・・・
 
美瑠姫のいる駒橋の屋敷に
駆けつけた小山田の見たのは 
息を引き取った藤王丸の姿。 
 
個人的には,
ひょっとしたら
藤王丸クンが成長して
最後の小山田家当主・小山田信茂
(武田家滅亡の際に
四郎クンこと武田勝頼を土壇場で裏切った武将)
になる,
という展開もありかな,
と思っていたんですが,
思いっきり外れました。
 
 
さて,
メンズノンノ小山田は
悲しみに沈む美瑠姫の肩を抱いて
「定めを恨んではならぬ,
強く生きるのじゃ」と
慰めますが,
メンズノンノの目は
なぜか宙を泳ぎ,
口元にはわずかに笑みが
浮かんでいます。
 
藤王丸が明らかに
小山田の子なのであれば,
嘆き悲しむ美瑠姫を
元気づけるために
無理をして笑っていると
理解できるところなのですが,
肝心の部分に疑問があるために
端から見ると
どうしても喜んでいるように
見えてしまいます。
 
美瑠姫は
この小山田の笑みを
見逃しはしませんでした。
 
勘助への告白を聞く限り,
小山田が藤王丸の死を喜んでいるとは
思えないのですが,
美瑠姫は
そのことを知るよしもありません。
 
そしてついに悲劇が。
 
 
年が明けて
天正21年正月。 
 
武田晴信@市川亀治郎と家臣団のもとに
小山田信有の
嫡男・弥三郎(←こいつも諱は信有。ややこしい)が
メンズノンノが美瑠姫に寝首をかかれた,
という急報を告げに来ました。
 
回想シーンでは
白襦袢を着たまま赤い血を流して
布団の上で倒れている小山田殿の姿,
そして
雪の積もった庭に出て
「仇敵を愛した私を・・無慈悲な定めよ,
これでお気に召されたか!?」(やや不正確かも)
と叫んで
短刀で頚動脈を切って自害した美瑠姫の姿が
登場。
 
 
人妻をゲットして
ベットイン中に刺されて死亡,
って・・・
小山田殿,
貴殿は「オーメン3」のダミアン(※)かいっ!
 
(※)言わずと知れた
 名作オカルト映画「オーメン」シリーズの3作目。
 幻想的な作りの「オーメン2」を見て
 期待して見に行った人たちの多くは,
 世界征服を目指すはずのダミアンが
 人妻(子供を殺されている)に刺されて死亡,
 という結末にずっこけたらしい。

 
ある程度,
予想はしていましたけど,
いざ目の当たりにすると
やっぱりトホホホ~,
という感じが・・・
我らがメンズノンノが
こんな最後を迎えるとは。
 
唯一の救いは, 
美瑠姫のセリフから,
やっぱりメンズノンノのことを
愛していたことが
うかがわれることでしょうか。
ともあれ,
いと哀れな「宿命の女」の最後でした。
ミルミルに比べりゃ,
言いたいこと言って過ごしている
もう一人の「宿命の女」の某姫は
結構,幸せ者だよな~,ホントに。
 
 
躑躅ヶ崎館の
家臣団会議に話を戻しますと,
小山田弥三郎が
美瑠姫の子の父親は
実は笠原清繁だという不吉な噂があった,
という余計なことまで報告したため,
信繁や諸角たちは騒然。
 
そんな中,
勘助は押し黙ったまま
最後に会った時の小山田の言葉を
思い起こしていましたが,
飯富虎昌の
小山田は油断していたんだ,
という批判めいた言葉を聞いた途端,
「違いまする!」と激高。
これには
なぜか飯富ではなくて
馬場信春@高橋和也がびっくり。
 
勘助は
小山田様は我が子のごとく
その子を育てようとされていた,
その心中に何一つ偽りはない,
と家臣団一同に説明。
 
その上で勘助は
晴信に向かって
小山田様のご心中をお察しくだされ,
と涙を流して土下座します。
勘助が家臣団の前で
涙を流したのは
初めてじゃないでしょうか。

 
勘助の言葉を受けて,
晴信は
志賀城攻めで捕らえた女子供を売り払い,
笠原の正室(美瑠姫)を小山田に与えたのは
自分だから,
小山田は名誉の討ち死にしたことにする,
と家臣団に宣告します。
どうにも,
理由と結論に関連性が乏しいような
気がしますが,
メンズノンノ小山田の名誉が
守られるわけですから
おKでしょう。
 
 
こうして
小山田信有&美瑠姫ストーリーは
悲劇の結末を迎えて終了したのでした。
 
 
田辺誠一さん,最後まで
いい演技を見せてくれました。
恋人に殺されちゃうというのは,
映画「リング0」で
主人公・山村貞子(@仲間由紀恵)に殺される
貞子の恋人・遠山博役を演じて
以来でしょうか?
 
真木よう子さんも
登場頻度は少ないながらも
いわば裏・由布姫である美瑠姫を好演。
ついでに,
少女時代の美瑠姫の子役の
「戯れ言を申すな!」も
インパクト大でした。
 

個人的に
ちょっと気がかりなのが,
小山田の側室になった後の美瑠姫が
勘助のことを
どう思っていたかということ。
 
本編での勘助と美瑠姫(成人後)の
顔合わせは
志賀城落城時の再会時のみで
美瑠姫の口から
直接その考えを聞くことが
できませんでしたが,
公式HPのトピックスによると
「絶対に許さない」という
気持ちだったようです。
 
美瑠姫のことを気にかけていた
勘助にちょっと酷な気もしますので,
小山田の側室になって以降の美瑠姫と
勘助の直接対面がなかったのは
勘助にとって
かえって良かったのかも
知れませんね。
 

小山田殿も美瑠姫も退場しちゃって,
個人的には,
来週から「風林火山」を見る楽しみが
ぐっと減ってしまいました~。
 
今後は
もう一人の「宿命の女」の
暴走に期待しよう(笑)。 
 
 
○その他
 
勘助とリツ,於琴姫らの
掛け合い漫才シーンはパス(笑)。
 
今川家のシーンですが,
嫁取り申入れの発案者が勘助だったら
アブナイ,という太原崇孚雪斎@伊武雅刀の
発言を受けて,
「あの勘助が・・・」と応じた
寿桂尼@藤村志保の表情は複雑でした。
やっぱり寿桂尼様は
勘助を気に入っとるんでしょうな。
  
 
それと,
今週のラストは大井夫人の
「そなたに言うておきたかった。
 由布姫のことです。」という
ダジャレで終了。
・・・え,ちがうの?
だって
小山田殿の
美瑠の寝顔を見るのが
何より好きじゃ」
というセリフと韻を踏んでいるし。
これに加えて
於琴姫が
生まれた姫君(「菊姫」のはず)について
「私は姫の泣き声を聞くのが
何より好きじゃ」
とかなんとか言っていれば,
いう,みる,きくの三拍子揃ったのに,
惜しいことをしました(何じゃそりゃ)。
 
 
 
○次週は第37回 「母の遺言」
 
「義経」→第27回「母の遺言」 
「功名が辻」→第33回「母の遺言」
ということで,
これで
「母の遺言」というサブタイトルは
3年連続のようですね。
 

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