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2007年8月13日 (月)

NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」

(今回の記事は書きやすさの関係で
妄想対談方式で記載させていただきます。
あしからず。)
 
 
甲:ということで,
  昨夜(8月12日)午後9時からNHKで放送された
  「鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」の
  レビューでございます。
 
乙:水木しげる大先生(おおせんせい)の「総員玉砕せよ!」を
  ベースにしたドラマということなんだが,
  実際の番組では
  「総員玉砕せよ!」を描いていく水木大先生とご家族の姿,
  「総員玉砕せよ!」の漫画の中の世界の双方が
  交互に描かれていた。
  
甲:戦争部分の主人公,丸山二等兵は
  架空の人物なんだけど,
  水木大先生御自身の分身なんですよね。
  御自身の一兵卒としての戦争体験が盛り込まれていて
  90パーセントが事実だとのこと。
 
乙:限りなくルポタージュに近い
  フィクションということになろうかね。
  
甲:丸山二等兵は命を落としたけれども,
  水木大先生が左腕を失った代わりに生き延びた
  という点くらいなんじゃないでしょうかね,
  実質的な違いは。
 
乙:むしろ,
  水木しげるの偽者(?)が水木大先生の
  周囲に表れるという
  現実部分の方が
  フィクション性が高いのかもしれんな。
 
 
 
○六平太,水木しげるになる!
 
乙:で,本編の内容の方なんだけど,
  これについてはあれこれ解説せんので,
  見逃した人は再放送を待ってみてくれ。
  レビューおわり。
 
甲:そんなレビューはないでしょうに(笑)。
  ただ,皆さんには
  できるかぎり番組の現物を
  視聴してもらいたいと思いますんで,
  当ブログでのあらすじ紹介は
  控えることにします。
  未視聴の方は再放送を待ってくださいね。
  ということで,
  とりあえずキャラの話をしましょうか。
 
乙:主人公の水木大先生
  かつ分身の丸山二等兵を
  演じるのが六平太!
 
甲:いや,六平太というか,
  香川照之さんね。
 
乙:あの時空を超えた活躍は
  六平太そのものでごいす。
 
甲:まあ,それはいいんですけど。
  ところで,
  水木大先生が
  戦禍で左腕を失っていることは
  皆さん御存じだったんでしょうか。
 
乙:お前みたいな鬼太郎ファンなら
  知っていて当然なのかも知れないが,
  一般的な周知度は高くないかもな。
 
甲:漫画家の先生が
  右腕のみで仕事を続けてきたのは
  相当の御苦労があったかと。
  昨日の放送で
  多くの人に認識してもらえたんじゃないでしょうか。
 
乙:水木御大は片腕を失う前の方が
  むしろ地獄だったと言っていたがな。
  
甲:連合軍のニューブリテン島上陸後の戦いが
  水木大先生の所属部隊のジャングルでの死闘時期に
  該当するんでしょうね。
  その後,水木先生はマラリアに罹患した上,
  空襲で左腕を失います。
  間もなく
  ニューブリテン島の西半分は連合軍に占領されてしまい,
  ラバウルにいた日本軍の主力はトラックに後退しますが,
  水木大先生たち傷病兵を含む一部は
  ラバウルに守備兵として残ります。
 
乙:もし連合軍がラバウルに進出してきたら
  少数の守備兵では
  ひとたまりもなかったところなんだが,
  結局,
  連合軍はラバウルを包囲するだけで
  攻略しなかったわけだ。
  飛び石作戦の一環というわけか。
 
甲:そして,
  大先生はラバウルで終戦をむかえるわけですね。
  番組ではそこまでは触れていなかったけど。
  
乙:香川照之さんは,
  丸山二等兵の時には
  顔から泥に突っ込んだり,
  鬼軍曹に何度となく連続ビンタされたりと
  本当に役者魂。
 
甲:水木大先生役では
  アイス何本も食べたり,
  おまんじゅう口に突っ込んだり。
  水木大先生の大食漢ぶりを
  見事に演技していましたね。
 
乙:ところで,
  過去に水木大先生を演じた俳優って
  いたっけか?
 
甲:映画「姑獲鳥の夏」で京極夏彦が
  演じています。
  正確なクレジットは
  「傷痍軍人(水木しげる)」だったかな?
 
乙:あれって水木御大役だったのけ?
  てっきり多々良先生かと思ってた。
 
甲:こらこら(笑)。
  「鬼太郎が見た~」に話を戻すと
  香川さん以外も
  大河の常連俳優さんが
  何人も出ていましたよね。

乙:そういや加藤保憲もいたぞ!
 
甲:いや,あれは軍医ですよう。
  嶋田久作さんが軍服姿で演じていたのは
  確かだけど。
  ともあれ,脇役陣もなかなか豪華でした。
 
 
 
○鬼太郎登場す
 
甲:この番組でもう一つ特筆すべきことは,
  鬼太郎,目玉親父,ねずみ男の登場です。
 
乙:朝9時からフジで鬼太郎を見た後に
  夜9時からNHKでも鬼太郎を見れるとは
  思わなんだわい。
 
甲:しかも,声の方は
  鬼太郎・一期の声優さんが
  あてていたんです。
  まず鬼太郎の声は大御所・野沢雅子さん。
 
乙:野沢さんといえば
  まずはピコリーノを思い出すな。
 
甲:普通はドラゴンボールの悟空でしょうに。
  ちなみに
  今や声優界のスーパー大御所である野沢さんの
  初めての主役が一期の鬼太郎だそうですね。
  つぎに
  ねずみ男が大塚周夫さん。
 
乙:よくも地獄少女をボコボコにしやがったな,ねずみ男!
  おまえのせいでお嬢がサクランボ~っ(泣)
 
甲:そりゃ別の作品のキャラの話でしょうが。
  確かに妖怪は出てきますけどね。
  そして
  目玉の親父さんは田の中勇さん。
  一期から現在放送中の五期まで
  目玉親父の声をあてているんですね。
 
乙:今年で75歳になられるそうな。
  こちらはすごい声優魂。
  いや,本当にお若い。

甲:水木御大より13歳年下ですからね。
  
 
 
○水木大先生へのメッセージ
 
甲:公式HPによると
  この番組はある一人の視聴者を想定して
  制作されているんだそうです。
 
乙:それは水木御大なんだろうな。
 
甲:そのとおり。
  現世に現れたビンタの鬼軍曹が
  水木大先生に言っていたでしょう,
  「水木,百歳まで生きろ」って。
  あれはスタッフから御大への
  メッセージなんですよ,きっと。
 
乙:御大の本名は「武良茂」じゃなかったっけ,
  と突っ込みつつも
  ちょっとほろっとくるシーンだったな。
 
甲:88歳の今でも
  妖怪雑誌「怪」の最新号で
  長編の自伝漫画を描いておられるし,
  本当に百歳になっても
  現役漫画家でいるんじゃないかな。
   
 

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受信: 2007年8月19日 (日) 11時03分

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