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2007年7月29日 (日)

大河ドラマ「風林火山」・第30回 「天下への道」

今週は,
本編スタート後,20分連続で
長尾家の家督騒動が描かれるという
長尾景虎メインの話でした。
新章幕開けにふさわしい展開といえる反面,
武田家主従は
OP前コーナーでちらっと出た後
なかなか登場しなかったので
あれっと思った視聴者も
いたかもしれませんね。
 
 
○今週のOP
 
今週のクレジットは女性陣が
いつもとは大幅な入れ替わり。

 
由布姫も三条夫人も大井夫人も
志摩も萩乃も出てこない代わりに,
(ヒサと寿桂尼さまは出てきたけど)
浪(直江実綱の娘),桃(景虎の姉)という
見慣れない名前が登場。

 
「花」枠は該当者なし。
今までに
「花」枠ノンクレジットってあったっけ?

「花」枠は
勘助の相手役の女性という慣行からすると
今週は寿桂尼@藤村志保でも
良かった気もします。

 
軍配枠はなぜか上杉憲政@市川左團次。
うーん,なぜだ?
 
最後の締めは
寿桂尼@藤村志保
→宇佐見定満@緒方拳。
65年大河「太閤記」の
秀吉役・ねね役のコンビです。
91年大河「太平記」でも
夫婦役でしたっけ。
本大河では
宇佐見と寿桂尼が絡む
シチュエーションはあり得ないので
残念ながら競演はないかな。
 
それと
今週はミルミル(美瑠姫)登場なしか~。
 
 
 
○景虎,家督相続する
 
というわけで,
上で述べたとおり,
新章幕開けの今回は,
長尾景虎@ガクト(Gackt)がメインの
ストーリー展開。
 
景虎が兄・晴景との家督争いの調停を
越後守護・上杉定実に依頼し,
晴景が景虎を養子にして家督を譲る,
という内容の調停案を
定実が斡旋して和解がなる,
という話なんですが,
まだ長尾家・越後上杉家関係の武将名が
頭に入っていないもんで
自分的には
ややこしかったのでした。
まあ,最初は武田家家臣団も
そんな感じで見ていたので,
そのうち慣れるでしょうか。
 
そんな私でも
絶対に他の武将と間違えそうにないのが
大河の大御所・緒方拳が演じる宇佐見定満。
緒方拳さんは
たぶん97年「毛利元就」尼子経久役以来の
御登場ではないかと。
本大河では
「毛利元就」の脇役陣が
多数登場していますが,
緒方拳さんもとは
サプライズな配役でごいすな。
 
今週は顔見せ程度でしたけど,
これからは上杉謙信の軍師として
山本勘助@内野聖浩に
対抗する存在になるのかな。

  
 
○勘助,鉄砲買い付けする
 
長尾家の家督問題が一応おさまった頃,
勘助は伝兵衛@有薗芳記を連れて
紀州・根来寺に鉄砲の調達に行っていました。
 
とりあえず百丁ほしいという勘助に対し,
交渉相手の津田監物は苦笑して
時間がかかるし,
重いから舟で運ばないといけない,
港はあるのか,
と答えます。
 
伝兵衛は甲斐には海がない,
と至極まっとうな意見を述べますが
勘助は
港は何とか用意するから造ってほしいと
重ねて依頼します。
何か腹案がある様子。
  
 
この後,
勘助らは鉄砲の試射に立ち会うことに。
最初,自分で鉄砲を構えかけた勘助でしたが,
途中で急にやめて伝兵衛にバトンタッチ。

それまで準備が大変とか雨だと使えないとか
鉄砲にいろいろクレームを付けていた伝兵衛は
嫌々ながらズドン!と見事に発射に成功。
 
勘助は津田監物に対し
伝兵衛に鉄砲の技術を習得させるよう依頼し,
自身は駿河に向かいます。

村上義清の下にいる平蔵@佐藤隆太は
弓の名手になりつつあるようですが,
伝兵衛の方は手法のエキスパートになりそうな予感。
 
 

さて,
駿河に到着した勘助は
今川家に行って
当主・義元@谷原章介や
太原崇孚雪斎@伊武雅刀,寿桂尼と面会,
買い付けた鉄砲の運搬のための
駿河の港の拝借を頼みます。
 
例によって
寿桂尼さまは勘助に好意的で
港ぐらい貸してやれと義元に助言,
義元は
母上にお任せします,と
消極的ながら港の貸与を了解。
勘助の腹案というのは,
寿桂尼さまのお情けにすがること
だったんかい。
 
実のところ,
私的には,
勘助が鉄砲商人に変装して越後に乗り込む,という
次回のあらすじ(雑誌に載っていたやつでごいす)が
頭にあったので,
越後ルートで鉄砲を武田領に持ち込むという
奇策をとるのかと
予想していたんですが,
思いっきり外れました。
 
それにしても,勘助は
(寿桂尼さまはそれがしに惚れているから
多少の無理は聞いてくれるだろう)とか
考えていたんでしょうか,やっぱり。
 
 
○今週の小山田とミルミル
 
今週の小山田信有@田辺誠一と美瑠姫
・・・って,
美瑠姫が出てこないんじゃ
書きようがないでごいす。
メンズノンノも
家臣団会議で一瞬しか出てこなかったし。
 
 
○次週は第31回 「裏切りの城」
 
サブタイトルとは余り関係なさそうですが,
勘助が景虎とご対面のようです。
個人的には予告に
メンズノンノ小山田とミルミルが
登場していたのがうれしい(笑) 

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2007年7月22日 (日)

大河ドラマ「風林火山」・第29回 「逆襲!武田軍」

今回のサブタイトルは「逆襲!武田軍」。
なんだか,村上軍に逆襲するみたいなタイトルだけど,
実際には先週負けた武田軍が
小笠原長時の軍に八つ当たり(?)する話です。
 
 
 
○オープニング
 
 板垣信方@千葉真一,甘利虎泰@竜雷太の退場後,
 だれが大トリをつとめるのかと注目していたんですが,
 今週の大トリにも板垣信方@千葉真一の字が出て
 ちょっとフェイント。
 回想シーンの登場だけかと思ったら,
 板垣,甘利の両名ともちゃんと登場してきました(幻影としてだけどね)。
 
 今週の軍配枠はクレジットなし。
 最近は真田幸隆@佐々木蔵之介が来ることが多かったんですが,
 今週はちゃんと真田幸隆の登場があったのもかかわらず,
 どーしてだろ?
 ちなみに今週の真田幸隆のクレジットは
 自然パートでした。
 
 先週登場しなくて心配だった
 美瑠姫@真木よう子ですが,
 今週はちゃんとクレジット。
 どんな活躍を見せるか
 たのしみ,たのしみ。
   
 
 
○というわけで今週の小山田&美瑠姫

 武田軍の上田原の戦い敗北後,
 諏訪で蜂起した西方衆の支援名目で
 信濃の守護・小笠原長時@今井朋彦の軍勢が諏訪に侵攻し,
 塩尻峠に着陣。
 天文17年(1548年)6月のことです。
 武田晴信もこれを迎え撃つために出陣しますが,
 すぐに塩尻峠に向かわず,
 甲斐国の中の大井ヶ森に本陣を構えます。
 
 武田軍の軍議の場で,
 我らが小山田信有@田辺誠一は
 なぜすぐに諏訪に出陣しないのかと
 武田晴信@市川亀治郎に詰め寄ります。
 晴信から促された山本勘助@内野聖浩は,
 敵を油断させるためにこの地に留まります,
 敵に武田のことをとことん侮らせて油断させるんでごいす,
 と今回の策を説明。
 
 これに対して
 侮るのは小笠原だけじゃないだろ,
 諏訪衆が裏切ったらどうする,
 と凄むメンズノンノ小山田。
 凄んでも爽やかですな。
 
 ここで,駒井政武@高橋一生が
 諏訪の上社にも西方衆に同心して小笠原方に走るものが
 後を絶たぬという
 勘助の足を引っ張るような補足説明をしたため,
 メンズノンノ小山田は
 ほれみろ,このままじゃ諏訪が降伏するぞ,
 と突っ込みます。
 なぜ勘助の邪魔をする,駒井。
 
 とはいえ,
 "兵は詭道なり"を信条とする勘助が
 これで凹むわけもなく,
 「それがねらいでござる」と反論。
 小笠原は武田を侮っているから
 逆に上原城を攻めてはこないし,
 ここで小笠原に戦で勝てば形勢逆転,
 武田も息を吹き返しましょう,
 敵の油断と7月の暑さが我らに味方いたしまする,
 と分かったような分からないような演説をうちます。
 
 ここ3週ほど,
 鉄砲で撃たれて馬糞薬飲んだり
 ブラック晴信に嫌われたりして
 軍師らしい働きがなかった反動か,
 今回の勘助の演説は見事に武田家臣団の心を捕らえたようで,
 信繁,飯富,馬場といった武将たちの士気は
 一挙に盛り上がったようです。
 諸角のおじいちゃんまで扇子をポン!
 
 が,
 小山田だけは今ひとつ納得できないようで,
 「軍師の身がまた息を吹き返しおったか」と呟きます。
 ま,冷静に考えると,
 あんまり納得できない勘助の演説ではあります。
 諏訪勢に寝返りが続出していいわけないですしね。
  
 
 メンズノンノ小山田が納得していないのを
 見て取った勘助は,
 軍議終了後,小山田を呼び止めて,
 板垣様,甘利様を失い,
 武田渦中は今こそ結束しなければならない時,
 なにとぞご容赦くださいませ,
 と詫びを入れてフォロー。
 さすがに抜かりありません。
 郡内領主の小山田にやる気をなくされては
 勝てるものも勝てませんしねぇ。
 
 これに対して小山田は
 なぜか「勘助,諏訪御料人さまはご息災か」と
 全く無関係な質問を返してきます。
 空気が読めないのか,おのれは!と思った視聴者の方も
 多いのではないかと思いますが,
 これは勘助の弱点である由布姫を持ち出して
 意趣返しをしたと理解すべきでしょう。
 実際,勘助はとまどっている様子。
 
 これに気をよくした小山田は,
 さらに自分の側室にした美瑠姫が若子を産んだと
 伝えます。
 美瑠姫は勘助の弱点その2。
 勘助,ちょっと考え込むような表情。
 
 勘助が少々ダメージを受けたことに満足してか,
 「子が生まれた祝いにもこの戦は勝つぞ,勘助!」と
 最後は綺麗に話を落として去っていく
 メンズノンノ小山田なのでした。
 (でも,その子の父親って・・・)
 
 それにしても,
 今週のミルミルの登場ってワンシーンだけかい。
 
 
 
○小笠原&高遠のギャグ


 メンズノンノが爽やかに去った後,
 暑苦しい馬場信春@高橋和也と原虎胤(鬼美濃)@宍戸開が登場。
 軍議の場で勘助が述べた「油断と暑さが我らに味方」とは
 敵が裸になって攻め寄せてくるという意味じゃないよな,
 と確認する鬼美濃に対し,
 勘助は「さようにござる」という回答。
  
 これを聞いて馬場信春は
 すぐに「奇襲か!」とピーンと来ました。
 さすがに
 勘助とずっと一緒に行動していただけの
 ことはあります。
 もし鬼美濃だけだったら,どーなったやら。
 
 話を聞いた鬼美濃は
 例によってすぐに興奮し,
 板垣様の弔い合戦だから儂に先陣を切らせろ,
 と勘助に迫りますが,
 勘助は「板垣様はまだ生きておられまする。」と謎な発言。
  
  
  
 その頃,
 塩尻峠の小笠原軍の陣中を
 見回る高遠頼継@上杉祥三が目にしたのは,
 暑さでグロッキーになり,
 裸で水遊びをする足軽たち。
 勘助が言っていたのはこのことなのでした。
 
 たまらず,
 高遠頼継は信濃守護・小笠原長時の本陣を訪れ,
 陣中がたるんでおりまする,
 武具を解かないよう命じられませ,
 と叫びますが,
 当の小笠原長時が武具を抜いて諸肌出し(笑)。
  
 
 小笠原軍がすっかりだらけたところを見計らい,
 武田軍は
 着陣から7日後の未明,
 一気に信濃との国境を越えて上原城に入城。
 翌朝,一気に小笠原軍を奇襲。
 
 この時,武田軍の先陣にたった諏訪勢が掲げた諏訪法性の旗は
 前回,板垣が晴信の筆で諏訪明神の神号を書いてもらったもの(のコピー?)。
 これが勘助の言っていた「板垣様はまだ生きておられまする」とは
 この旗のことだったんですね(←で,いいんですよね?)。
 
 奇襲を受けた小河原軍はあっけなく崩壊,
 守護・小笠原長時は自領内に敗走。
  
 一方,
 陣のたるみを心配していた高遠頼継は,
 家臣たちが討たれて武田の足軽たちに一人包囲されてしまいます。
 刀を抜いた高遠頼継は,くるくる回りながら
 「おのれ武田!おのれ,おのれ,おのれ,
 おのれ,おのれ,おのれ,おのれぇーっ!」
 と「おのれ」を8連発。
 そこに現れた武田武将(←誰だろ?顔がよく見えない)が
 「高遠頼継!お主,幾たび「おのれ」と叫べば気が済むのじゃ!」
 と無粋な突っ込み。
  
 それにもめげず
 高遠頼継は更に「おのれ~」と9回目の「おのれ」を叫びますが,
 あえなく捕虜に。
 この後,甲府に送られて切腹したそうです(←ナレーションの説明だけ)。
 これで退場しちゃうのか~,すんごい残念。
 せめて10回目の「おのれ」を言わせてあげたかった(泣)。
 
 それにしても,
 先週のサニー板垣の最後とは対照的に
 捕縛されるまでに
 武田軍の足軽を一人も倒さなかった
 慈悲深い高遠頼継殿なのでした。
  
 

○晴信改心 
 
 塩尻峠の戦いの勝利後,
 上原城に入った晴信が
 諏訪法性の掛け軸を見ながら亡き板垣に語りかけていると
 トンボが飛んできて板垣に変身(?)。
  
 今までの自分の誤りに気付いた晴信は,
 板垣の幻影に向かい,
 かつての板垣の諫言に従い,
 もう甲斐には城は造らない,と約束するのでした。
 ブラック晴信はこれで終了ですね。

 
 
○その他
 
 今週は幼子になった四郎さまが登場(OPでは初クレジット)。
 勘助に向かって「じぃ~っ!」「かんしゅけ~!」と語りかけます。
 勘助,感激して涙流してます。
 この四郎さまが甲斐国に城(新府城)を造ってから3か月後に
 武田は滅亡しちゃうわけで,
 今週の四郎の初クレジットは実に示唆的です。
 
 

○次週は第30回 「天下への道」
 

 原作なしのオリジナルパートを古生代,
 勘助仕官から今週までを中生代にたとえたとすると,
 長尾景虎が本格的に活躍し始める来週以降は
 新生代ということができるでしょうかね。
 超大物俳優も登場するみたいで,
 「ますます武者震いがするのお~!」な感じです。

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2007年7月15日 (日)

大河ドラマ「風林火山」・第28回 「両雄死す」

今週は
最終章・「第4次川中島の戦い」以前のストーリーとしては
最大の山場になる「上田原の戦い」の話です。
 
戦さ(乱取りや人買い等)を
比較的リアルに描いてきた本大河ですが,
板垣信方@千葉真一や甘利虎泰@竜雷太という
両雄の死を描くに当たっても
本格歴史ドラマらしいリアルさで行くのか,
それとも”弁慶の立ち往生”ふうになるのか,
要注目。
 
とか言いつつ,
今週は用事があって地上波の午後8時からの放送で
途中からの視聴になってしまいました。
本当は
BS2で午後10時からの放送を見ようと思ってたんですが,
今夜は9時からの放送だったんで,
こちらは完全見逃し(泣)。
BS2だけ時間変更ということもあるんだね,とほほ。

というわけで,
もし
再放送を視聴して何か付け加えたいことがあったら,
追加レビュー書きたいと思います。

 
○甘利の秘策
 
先週から仕組まれていたゴリさん甘利の
対・村上義清(@永島敏行)偽装寝返り策が
いよいよ実行に移されました。
 
ゴリさん甘利は家臣に後事を頼んで
村上義清の陣に単身乗り込みます。
甘利を信用している義清は,
いったん攻撃を仕掛けた後で軍を引き,
武田晴信@市川亀治郎を
前線に引っ張り出す作戦であることを言明。
これを聞いた甘利はムムムという表情。
 
夜が更けてきて
村上軍の陣がほんわかムードになってきた頃を見計らい,
甘利は遂に村上義清に刀で斬りかかります。
ところがそこに一本の矢が飛んできて,
甘利の腕にグサッ!
村上義清暗殺作戦はあっけなく失敗します。
策略というにはちょっとお粗末だったかも。
 
本当ならばその場で討ち取られても仕方がない甘利ですが,
生かしておいて利用しよう+甘利の勇気に感心,の義清は,
甘利を捕らえて自害しないように見張るよう命令。
甘利もお粗末ですが,義清も甘いですかね。

ちなみに,
甘利の腕を矢で射たのは平蔵@佐藤隆太。
これが出世のきっかけとなるかもしれません。
 

さて,
夜が明けてから
村上義清は自ら軍を率いて出陣しようとしますが,
その直前に甘利が脱走。
隙を突いてということらしいんですが,
けが人にあっさり逃げられるとは
村上勢はどうにも間が抜けてる気が。

甘利の方も厳重監視の下,
どうやって脱出したんだろ。
馬まで奪っているし。
もっと低い身分に生まれていれば,
案外,
間者として活躍できたかもしれませんね,
甘利殿。
 
こうして脱出した甘利ですが,
板垣の陣に近づいた時には
背中に矢が何本も刺さっています。
それでも
馬を走らせる甘利殿,やっぱりやや弁慶化したかな~,という感じです。
それと,
甘利のすぐ後ろを走る村上勢,
息も絶え絶えの甘利に追い付けんのかい!
と突っ込みたくなります。 
 
さて,
そのまま馬を走らせて板垣の陣に突入し,
落馬して倒れ込んだ甘利は,
抱き上げる板垣に向かって兵を引くよう伝えて落命。
 

○板垣死す
 
軍を引くようにと言われた板垣ですが,
もう目の前に村上勢が迫っているのに
引けるわけがありません。
板垣の軍勢は村上勢に応戦を開始。
せっかくの甘利のメッセージは
余り意味がなかったような。 

そこに折悪しく
総攻めを命じた晴信が戦場に登場。
これはヤバイというわけで,
当初からの作戦どおり,
板垣は伝兵衛に晴信に似た格好をさせた上で,
(↑でいいんだよね?途中から見たから違ってたらゴメン。)
本陣の旗を掲げさせます。
凛々しい伝兵衛ですが,
いつの間に乗馬の術を学んだのかは謎。

 
板垣の作戦に気づいた山本勘助@内野聖浩は,
あわてて本物の本陣の旗を下げさせます。
この辺りはさすがに抜かりがない勘助。
 

伝兵衛の影武者に引っかかった村上義清は
板垣の陣に向かって突撃。
迎え撃つ板垣勢の中では,
サニー板垣と鬼美濃は
華麗な槍裁きで敵兵を倒していきます。
慣れない伝兵衛は所在なげにうろうろしてますが,
まあ仕方がないところ。
 
ところが,
乱戦の最中,
板垣が村上勢の騎馬武者と接触して落馬,
たちまち村上勢に取り囲まれます。
 
しかし,村上軍では
なぜか騎馬武者が落馬した板垣を襲撃しないため,
サニーにかかっていっては
討たれてしまう足軽が続出。
すぐそばにいるはずなのに
なにやってんでしょうか,村上義清は。
 
それでも村上側足軽たちの
(文字どおり)必死のアタックが功を奏して
サニー板垣も少しずつ傷を増やしていきます。
そして
周囲を足軽に囲まれた板垣を
遂に槍ぶすまが貫きます。
 
「だんなさまーっ!!」と叫ぶ伝兵衛。
そのせいで
村上義清に影武者であることが
思いっきりばれました。
どうしてくれる。
 

それでもまだ立っている板垣。
こちらは完全に弁慶化。
 
死期を悟った板垣が辞世の句を詠み始めたところで,
今度は村上勢から弓矢の襲撃。
とうとう板垣は戦場に倒れるのでした。
板垣の最後のセリフ,
よく聞き取れなかったんだけど,
辞世の句の締めの部分だったのかな?

 
結局,
板垣も甘利も
弁慶化してしまいました。
それでも,
サニー千葉とゴリさんの名演技のおかげで
今回は違和感はありませんでした。
むしろ,ちょっと感動したかも。
特にサニー千葉の演技は,
「武田信玄」での板垣信方@菅原文太を彷彿させる
素晴らしいものだったと思います。
 
ただ,
一視聴者として勝手な希望を言わせてもらえば
最終回の勘助の死は
リアリティに描いてほしいかな。
鉄砲玉一発を肩に受けて7日間人事不省だった勘助は
弁慶化が似合うキャラとは思えないもので。
 
いっそのこと,
勘助が弁慶化を通り越して赤マフラー化し,
義信事件で暗躍したりしてくれたら,
それはそれでいいかな,
と思うような,思わないような。
 
 
○今週のブラック晴信
 
今週の晴信ですが,
顔の表情筋が思いっきり動いていました。
特に眉毛の動き。
 
甘利の裏切りに激怒して,ぴくり。
板垣が夜襲に応戦した後も軍を引かないことを知って,ぴくり。
武田軍に総攻めを命じたところで,ぴくり。 
 
ちょっと
オーバーアクションかなという気もしましたが,
将来,
大河ファンの間で伝説になるだけの価値がありそうな演技でした。
 
 
で,前線に出た晴信ですが,
自分の目前で板垣が落馬して取り囲まれるのを見て
「いたがきーっ!!」と絶叫。
伝兵衛もそうだけど,
何で影武者の策が
ばれるようなことをするんだろ?
 
板垣を助けるために
馬を出そうとする晴信ですが,
勘助に諫められます。
太吉も晴信の馬をとおせんぼ。
勇気あるな~。
  
板垣が討たれた後,
呆然と立ちつくす晴信に向かい,
勘助が退軍を勧めるところで
今週はジ・エンド。
 
 
○次週は第29回 「逆襲!武田軍」
 
自分の過ちに気付いた晴信,
大きく成長するきっかけを掴むようです。
 

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2007年7月 9日 (月)

大河ドラマ「風林火山」・第27回 「最強の敵」

今週のOPのクレジット,
普段3番手に来る三条夫人,長尾景虎の登場がなかったためか,
2番手の武田晴信@市川亀治郎の後が空いていました。
3番手の飯富虎昌@金田明夫のクレジットは,
曲が自然パート(山とか滝とか花とか)に入ってから。
 
それと,本大河の愛すべき二大小者武将(?)である
小笠原長時@今井朋彦と高遠頼継@上杉祥三の二人が
連続でクレジット。
本編での競演に期待大です。
 
 
○ブラック晴信
 
先週に引き続いて今週もブラックな晴信。
家臣団会議でも
勘助の諫めも聞かずに
村上義清@永島敏行のいる小県を攻めることを
決断してしまいます。
 
独断専行が強まる晴信に
老臣である板垣信方@千葉真一,甘利虎泰@竜雷太は
それぞれ期するところがあった模様。
 
晴信の独断専行が招いた結果は
来週じっくり描かれることになりそうです。

それにしても
晴信の独断専行が,
晴信が天狗になったせいではなくて,
負けるのが怖いせいだというのは
なかなか面白い解釈かと。
 
いずれにせよ
晴信が山本勘助@内野聖浩に冷たく当たるのは
先週,今週くらいだと思いますので,
じっくり目に焼き付けておきましょう。
 
 
 
○小山田と美瑠姫
 
今週のもう一つの柱となるストーリーがこれ。
と言っても,2シーンしかなかったんですけど,
私的にはブラック晴信より興味があったりします。
 
まず第1シーン。
 
寝床で眠ってい美瑠姫@真木よう子。
ふと目を覚ました美瑠姫の目に入ったのが,
布団の横に座っている小山田信有@田辺誠一。
 
美瑠姫,胸元を押さえて飛び起きますが,
メンズノンノ小山田は
「何もせぬ。何もしておらぬ」 
と爽やかに微笑みます。
先週のグハハハハと高笑いするいっちゃった目の小山田と
同一人物とは思えません。
 
その小山田殿,美瑠姫に対して,
このようなことになって夫のもとから逃れることを
望んでいたのではないか,
だから自害もせずにいたのであろう,
その目を見て惚れてしまった,
と恋心を抱いていることを告白。
 
美瑠姫は
自分は武田に復讐するために生き残ったんだ,
武田の家臣風情にあれこれ言われる筋合いはない,
などと言って反発しますが,
小山田は取り合わずに
しばらくここでゆっくり休むがよい,
そなたはここで幸せになるのじゃ,
と優しい言葉をかけて去っていきます。
 
小山田と美瑠姫,
落城の場面での出会いや
相手側の反発する際のセリフなどからすると
勘助と由布姫@柴本幸の関係とパラレルにとらえることが
できそうです。
違いは
勘助が「生きていたい」と”言う”由布姫の言葉に惚れたのに対し,
小山田は自分を”見る”美瑠姫の目に惚れたという点でしょうか。


小山田が去った後,
お腹をさする美瑠姫。
お腹に子がいることを示唆するシーンですね。
当然,小山田の子ではないはず。

 

第2シーン
 
間にあれやこれやのシーンを挟んで,
次に美瑠姫が登場したと思ったら, 
なんと寝床で小山田と添い寝してるじゃありまへんか。
「なぜその気になった?」と尋ねる小山田に対して
「殿に負けたのです」と答える美瑠姫。
ツンデレまで由布姫とパラレルな美瑠姫ですが,
ツン→デレまで何話もかかった由布姫に対して
美瑠姫は1シーンで変身(笑)。
もっとも,
勘助に心底信頼を寄せたらしい由布姫に対して
美瑠姫はおそらくはお腹の子供のために
演技をしているといったところなんでしょうね,
第1シーンのお腹をさする場面からして。
 
以前も策士を気取りつつ
雪斎に利用されていたことのある小山田,
けっこう天然のようですが,
美瑠姫との関係でも
晴信の真似(他国の姫を娶った)をしているつもりで
美瑠姫に利用されてしまう・・・のか?




○その他
 
少なからぬブログで
最近顔を見ないとか言われていたせいでもないでしょうが,
今週は久しぶりに鬼美濃こと原虎胤@宍戸開が登場。
でもセリフなし(笑)。
ちょっとカワイソス。

 
それと,
今週の平蔵@佐藤隆太,
諏訪に向かう途中の道で謎の集団の襲撃を受け,
絶体絶命のピンチに。
その時,真田の間者・葉月@真瀬樹里が颯爽と現れて
平蔵をかばおうしますが,
謎の集団の方は後から後から人数が現れ,
彼女もやばい事態に。
平蔵が葉月に向かって「逃げろ!」と言ったところ,
葉月はその場から立ち去ってしまいます(笑)。
平蔵,「本当に逃げるのか・・・」と呆然。
今週,唯一のギャグでした。

見事な殺陣を見せてくれた葉月ですけど,
実際のところ,
村上の間者である平蔵を本気で助ける気がなかったんでしょうか,
それとも
謎の集団が平蔵を殺すつもりはないものと見切って
去っていったんでしょうか。
 
一方,
まだまだだな~という感のある平蔵ですが,
冒頭,
真田の家が愛機の家の隣だと勘助から指摘されて
慌てつつも美瑠姫の話を持ち出して
勘助に切り返したシーンなどを見ると,
伝兵衛に負けずに少しずつ成長しているようです。
次回は活躍するかも。
 
 
それから,
信濃の守護・小笠原長時と諏訪復帰をねらう高遠頼継の
夢の小者対決が遂に実現。
勝者は小笠原殿でしょうね,やはり。
頼継にまで「お立ちくだされ」って言われてるし。

 

○次回第28回 「両雄死す」
 

信虎追放後に大トリを務めてきた
サニー板垣&ゴリさん甘利が退場します。
風林火山ファンの方々は
お見逃しなきよう。
 

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2007年7月 2日 (月)

大河ドラマ「風林火山」・第26回 「苦い勝利」

アバンでは
板垣信方@千葉真一が山本勘助@内野聖浩に
佐久の志賀城主・笠原清繁@ダンカンが武田に反抗したことを伝え,
出陣命令がくだったことを告げます。
今週はこの志賀城攻めを中心としたストーリー展開。
 
ダンカン笠原,最初っから涙目で
早くも敗北フラグが立っています。 
 
 
 
○オープニング

 
 キャストのクレジットに久しぶりに「美瑠姫」の名が。
 懐かしい~。
 役者は子役から真木よう子に変わるようですけど,
 子役も回想シーンで登場のようです。
 
 それから「功名が辻」に本多忠勝役で出ていた高田延彦が,
 村上義清の家臣役で登場(もっと前から出てた?)。
  
「功名が辻」と2年連続で登場する役者さんは,
 気が付く限りでは,
 品川徹さん(松永久秀→北条氏綱),
 瀬川亮さん(前野景定→庵原之政「武者震いがするのぉ!」)
に引き続いて,
高田総統で3人目。
今年はちょっと多いかも。
 
OP「花」枠はいつもどおり由布姫@柴田幸。
「花」の文字が出る直前まで
笠原清繁@ダンカンがクレジットされていて,
今週はダンカンが「花」枠か!?と一瞬焦りました(笑)。
 
軍配枠:真田幸隆@佐々木蔵之介,
大トリ:板垣信方:千葉真一
もいつもどおり。
 
今週は出演者が多くて
OPクレジットもいっぱいいっぱいという感じで,
あおりを食ってか
先週活躍した駒井政武@高橋一生は
武田信繁@嘉島典俊と二人まとめてのクレジットに逆戻り。
去年の新一郎みたいなもんか。
 
 
 
○晴信,勘助を排除する
 
志賀城攻略中の武田軍の軍議中,
関東管領が志賀城に援軍を送ってきたとの報が
入ります。
晴信は即座に板垣,甘利に出陣を命じます。
勘助は村上軍の動向を心配しますが,
晴信は心配無用とはねつけ,
なぜそのように言えるのかという勘助の質問を無視。
 
結局,武田軍は関東管領軍をあっさり降します。 
 
その後に開かれた軍議において
晴信は総攻めの強攻策を主張します。
勘助は
「戦わずして勝つ」が最上の策だと
志賀城に降伏の使者を送ることを勧めますが,
晴信は「何を得意げに」と一蹴。
なおも食い下がる勘助に「控えい!」と一喝。
 
先週,由布姫から伝えられた板垣の言葉,
「勘助がいなければ
お館様はもっと早くに負けていたかも知れぬ」
が相当こたえたんでしょうか。


ところが,
晴信の発言を受けた小山田信有@田辺誠一が
「お屋形様の仰せのとおり
城兵が討ち死に覚悟ならば,戦わせてやるのが武士の情け」
と晴信に賛意を示すと,
晴信は「勘助,良かろう,そちが降伏を促せ」と
手のひらを返す発言。
小山田の外見が爽やか系だから
嫌いなんでしょうね,きっと(ちがう?)。
もちろん
小山田は憮然。
 
しかし,晴信が勘助に命じたのは,
使者に立つことではなくて,
小田井原で討ち取った関東管領軍の兵三千の首を
志賀城の周囲にさらして城兵を脅かすことでした。
それで降伏すれば命は助けるとのこと。
お館さま,
何か,もう先代・信虎公を通り越して
ヴラド・ツェペシュのレベルに達しつつあるような。
 
やむを得ず勘助は上記の命令を実施に移しますが,
志賀城は降伏せず,
結局,武田軍は総攻めを行うことになるのでした。
 
 
○小山田ストーリー始まる 
 
というか,
美瑠姫ストーリーと言った方が
適当かも。
 
こうして始まった志賀城総攻めの場で,
「フハハハハ!女子供は生け捕りにせよ!」と
のたまう小山田殿。
今までも
時々いっちゃった目をすることのあった小山田ですが,
今回は凄いです。

 
ところが,
炎に包まれた城の中で,
小山田は
突如ふすまを倒れして這いずりだしてきた女と出会います。
 
その女こそ,
第8回 「奇襲!海ノ口」で勘助と親しげに話した
海ノ口城主・平賀源心の娘・美瑠姫の成長した姿でした。
笠原清繁の妻室となっていたんですね。

去年の大河だと,
炎の城の中でひしっと抱き合うところですが,
今回はシチュエーションがシチュエーションなだけに,
そんなこともなく, 
小山田は美瑠姫を連行します。
 
その途中,城の中庭で
勘助,真田,相木の三人がこそこそ話しているところに
通りかかります。
 
相木から指摘されて美瑠姫だと気付いた勘助は
美瑠姫に水を持っていきます。
 
しかし,
美瑠姫の方は,
近寄ってきた男が少女時代に会ったニセ軍師だと気が付き,
水をバシッとはね除けます。
勘助,どうやら姫君に一度は嫌われる運命のようです。
カワイソっす。
特に
由布姫のときと違って,
美瑠姫には少女時代には好かれていたらしいだけに
ショックもひとしおなのでは。
 
水をはね除けた美瑠姫の心中は
アンタのアホ軍師ぶりのせいで
父上の城は落城したのよ!ということなのか(実際は違いますが),
武田に味方するなんて,この裏切り者!ということなのか,
はたまた,
私はワイルド系より小山田様みたいなメンズノンノ系が好きなのよ!
ということなのか,
現時点では図りかねます。
 
その美瑠姫,
結局,そのメンズノンノ小山田が戦利品として
拝領することになりました。
郡内領主として独立性の強い小山田殿,
どうやら美瑠姫との間で
晴信と由布姫と同様の関係を築こうと考えているようです。
 
関係ないですけど,
 由布姫→言う姫,
 美瑠姫→見る姫,
と何だか駄洒落っぽい気がするのは
私だけでしょうか。
 
これで菊姫(聞く姫)が登場すれば完璧なんですが。
(後半出てくる於琴姫(油川夫人)が生む娘が
確か菊姫だったかな?本大河で登場するか分からないけど。)
 
 
 
 
○その他
 
長尾景虎@ガクト(Gackt)が2話ぶりに再登場。
前々回は単なる顔見せみたいなもんだったんで,
実質的なストーリーは今回が初めてという感じ。
ほんまに色白で美形な景虎さんです。
 
それと,景虎の叔父・家臣として
直江景綱@西岡徳馬が登場。
西岡さんは88年「武田信玄」にも北条高広役で出演あり。
「武田信玄」出演者の登場はこれで二人目でしょうか?
 
そういや
一人目の原虎胤(鬼美濃)@宍戸開って,
最近全然出てきませんな。
 
 
それから 
由布姫ですが,
今週はラストに一瞬だけ。
後ろからのカットがメインで
顔がほとんど見えない状態だったし, 
セリフあったっけか?
 


○次回・第27回「最強の敵」
  

サニー板垣が晴信のために悲壮な決意。
ゴリさん甘利も・・・・
勘助,どうする?
 
 

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