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2007年7月22日 (日)

大河ドラマ「風林火山」・第29回 「逆襲!武田軍」

今回のサブタイトルは「逆襲!武田軍」。
なんだか,村上軍に逆襲するみたいなタイトルだけど,
実際には先週負けた武田軍が
小笠原長時の軍に八つ当たり(?)する話です。
 
 
 
○オープニング
 
 板垣信方@千葉真一,甘利虎泰@竜雷太の退場後,
 だれが大トリをつとめるのかと注目していたんですが,
 今週の大トリにも板垣信方@千葉真一の字が出て
 ちょっとフェイント。
 回想シーンの登場だけかと思ったら,
 板垣,甘利の両名ともちゃんと登場してきました(幻影としてだけどね)。
 
 今週の軍配枠はクレジットなし。
 最近は真田幸隆@佐々木蔵之介が来ることが多かったんですが,
 今週はちゃんと真田幸隆の登場があったのもかかわらず,
 どーしてだろ?
 ちなみに今週の真田幸隆のクレジットは
 自然パートでした。
 
 先週登場しなくて心配だった
 美瑠姫@真木よう子ですが,
 今週はちゃんとクレジット。
 どんな活躍を見せるか
 たのしみ,たのしみ。
   
 
 
○というわけで今週の小山田&美瑠姫

 武田軍の上田原の戦い敗北後,
 諏訪で蜂起した西方衆の支援名目で
 信濃の守護・小笠原長時@今井朋彦の軍勢が諏訪に侵攻し,
 塩尻峠に着陣。
 天文17年(1548年)6月のことです。
 武田晴信もこれを迎え撃つために出陣しますが,
 すぐに塩尻峠に向かわず,
 甲斐国の中の大井ヶ森に本陣を構えます。
 
 武田軍の軍議の場で,
 我らが小山田信有@田辺誠一は
 なぜすぐに諏訪に出陣しないのかと
 武田晴信@市川亀治郎に詰め寄ります。
 晴信から促された山本勘助@内野聖浩は,
 敵を油断させるためにこの地に留まります,
 敵に武田のことをとことん侮らせて油断させるんでごいす,
 と今回の策を説明。
 
 これに対して
 侮るのは小笠原だけじゃないだろ,
 諏訪衆が裏切ったらどうする,
 と凄むメンズノンノ小山田。
 凄んでも爽やかですな。
 
 ここで,駒井政武@高橋一生が
 諏訪の上社にも西方衆に同心して小笠原方に走るものが
 後を絶たぬという
 勘助の足を引っ張るような補足説明をしたため,
 メンズノンノ小山田は
 ほれみろ,このままじゃ諏訪が降伏するぞ,
 と突っ込みます。
 なぜ勘助の邪魔をする,駒井。
 
 とはいえ,
 "兵は詭道なり"を信条とする勘助が
 これで凹むわけもなく,
 「それがねらいでござる」と反論。
 小笠原は武田を侮っているから
 逆に上原城を攻めてはこないし,
 ここで小笠原に戦で勝てば形勢逆転,
 武田も息を吹き返しましょう,
 敵の油断と7月の暑さが我らに味方いたしまする,
 と分かったような分からないような演説をうちます。
 
 ここ3週ほど,
 鉄砲で撃たれて馬糞薬飲んだり
 ブラック晴信に嫌われたりして
 軍師らしい働きがなかった反動か,
 今回の勘助の演説は見事に武田家臣団の心を捕らえたようで,
 信繁,飯富,馬場といった武将たちの士気は
 一挙に盛り上がったようです。
 諸角のおじいちゃんまで扇子をポン!
 
 が,
 小山田だけは今ひとつ納得できないようで,
 「軍師の身がまた息を吹き返しおったか」と呟きます。
 ま,冷静に考えると,
 あんまり納得できない勘助の演説ではあります。
 諏訪勢に寝返りが続出していいわけないですしね。
  
 
 メンズノンノ小山田が納得していないのを
 見て取った勘助は,
 軍議終了後,小山田を呼び止めて,
 板垣様,甘利様を失い,
 武田渦中は今こそ結束しなければならない時,
 なにとぞご容赦くださいませ,
 と詫びを入れてフォロー。
 さすがに抜かりありません。
 郡内領主の小山田にやる気をなくされては
 勝てるものも勝てませんしねぇ。
 
 これに対して小山田は
 なぜか「勘助,諏訪御料人さまはご息災か」と
 全く無関係な質問を返してきます。
 空気が読めないのか,おのれは!と思った視聴者の方も
 多いのではないかと思いますが,
 これは勘助の弱点である由布姫を持ち出して
 意趣返しをしたと理解すべきでしょう。
 実際,勘助はとまどっている様子。
 
 これに気をよくした小山田は,
 さらに自分の側室にした美瑠姫が若子を産んだと
 伝えます。
 美瑠姫は勘助の弱点その2。
 勘助,ちょっと考え込むような表情。
 
 勘助が少々ダメージを受けたことに満足してか,
 「子が生まれた祝いにもこの戦は勝つぞ,勘助!」と
 最後は綺麗に話を落として去っていく
 メンズノンノ小山田なのでした。
 (でも,その子の父親って・・・)
 
 それにしても,
 今週のミルミルの登場ってワンシーンだけかい。
 
 
 
○小笠原&高遠のギャグ


 メンズノンノが爽やかに去った後,
 暑苦しい馬場信春@高橋和也と原虎胤(鬼美濃)@宍戸開が登場。
 軍議の場で勘助が述べた「油断と暑さが我らに味方」とは
 敵が裸になって攻め寄せてくるという意味じゃないよな,
 と確認する鬼美濃に対し,
 勘助は「さようにござる」という回答。
  
 これを聞いて馬場信春は
 すぐに「奇襲か!」とピーンと来ました。
 さすがに
 勘助とずっと一緒に行動していただけの
 ことはあります。
 もし鬼美濃だけだったら,どーなったやら。
 
 話を聞いた鬼美濃は
 例によってすぐに興奮し,
 板垣様の弔い合戦だから儂に先陣を切らせろ,
 と勘助に迫りますが,
 勘助は「板垣様はまだ生きておられまする。」と謎な発言。
  
  
  
 その頃,
 塩尻峠の小笠原軍の陣中を
 見回る高遠頼継@上杉祥三が目にしたのは,
 暑さでグロッキーになり,
 裸で水遊びをする足軽たち。
 勘助が言っていたのはこのことなのでした。
 
 たまらず,
 高遠頼継は信濃守護・小笠原長時の本陣を訪れ,
 陣中がたるんでおりまする,
 武具を解かないよう命じられませ,
 と叫びますが,
 当の小笠原長時が武具を抜いて諸肌出し(笑)。
  
 
 小笠原軍がすっかりだらけたところを見計らい,
 武田軍は
 着陣から7日後の未明,
 一気に信濃との国境を越えて上原城に入城。
 翌朝,一気に小笠原軍を奇襲。
 
 この時,武田軍の先陣にたった諏訪勢が掲げた諏訪法性の旗は
 前回,板垣が晴信の筆で諏訪明神の神号を書いてもらったもの(のコピー?)。
 これが勘助の言っていた「板垣様はまだ生きておられまする」とは
 この旗のことだったんですね(←で,いいんですよね?)。
 
 奇襲を受けた小河原軍はあっけなく崩壊,
 守護・小笠原長時は自領内に敗走。
  
 一方,
 陣のたるみを心配していた高遠頼継は,
 家臣たちが討たれて武田の足軽たちに一人包囲されてしまいます。
 刀を抜いた高遠頼継は,くるくる回りながら
 「おのれ武田!おのれ,おのれ,おのれ,
 おのれ,おのれ,おのれ,おのれぇーっ!」
 と「おのれ」を8連発。
 そこに現れた武田武将(←誰だろ?顔がよく見えない)が
 「高遠頼継!お主,幾たび「おのれ」と叫べば気が済むのじゃ!」
 と無粋な突っ込み。
  
 それにもめげず
 高遠頼継は更に「おのれ~」と9回目の「おのれ」を叫びますが,
 あえなく捕虜に。
 この後,甲府に送られて切腹したそうです(←ナレーションの説明だけ)。
 これで退場しちゃうのか~,すんごい残念。
 せめて10回目の「おのれ」を言わせてあげたかった(泣)。
 
 それにしても,
 先週のサニー板垣の最後とは対照的に
 捕縛されるまでに
 武田軍の足軽を一人も倒さなかった
 慈悲深い高遠頼継殿なのでした。
  
 

○晴信改心 
 
 塩尻峠の戦いの勝利後,
 上原城に入った晴信が
 諏訪法性の掛け軸を見ながら亡き板垣に語りかけていると
 トンボが飛んできて板垣に変身(?)。
  
 今までの自分の誤りに気付いた晴信は,
 板垣の幻影に向かい,
 かつての板垣の諫言に従い,
 もう甲斐には城は造らない,と約束するのでした。
 ブラック晴信はこれで終了ですね。

 
 
○その他
 
 今週は幼子になった四郎さまが登場(OPでは初クレジット)。
 勘助に向かって「じぃ~っ!」「かんしゅけ~!」と語りかけます。
 勘助,感激して涙流してます。
 この四郎さまが甲斐国に城(新府城)を造ってから3か月後に
 武田は滅亡しちゃうわけで,
 今週の四郎の初クレジットは実に示唆的です。
 
 

○次週は第30回 「天下への道」
 

 原作なしのオリジナルパートを古生代,
 勘助仕官から今週までを中生代にたとえたとすると,
 長尾景虎が本格的に活躍し始める来週以降は
 新生代ということができるでしょうかね。
 超大物俳優も登場するみたいで,
 「ますます武者震いがするのお~!」な感じです。

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