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2007年7月 9日 (月)

大河ドラマ「風林火山」・第27回 「最強の敵」

今週のOPのクレジット,
普段3番手に来る三条夫人,長尾景虎の登場がなかったためか,
2番手の武田晴信@市川亀治郎の後が空いていました。
3番手の飯富虎昌@金田明夫のクレジットは,
曲が自然パート(山とか滝とか花とか)に入ってから。
 
それと,本大河の愛すべき二大小者武将(?)である
小笠原長時@今井朋彦と高遠頼継@上杉祥三の二人が
連続でクレジット。
本編での競演に期待大です。
 
 
○ブラック晴信
 
先週に引き続いて今週もブラックな晴信。
家臣団会議でも
勘助の諫めも聞かずに
村上義清@永島敏行のいる小県を攻めることを
決断してしまいます。
 
独断専行が強まる晴信に
老臣である板垣信方@千葉真一,甘利虎泰@竜雷太は
それぞれ期するところがあった模様。
 
晴信の独断専行が招いた結果は
来週じっくり描かれることになりそうです。

それにしても
晴信の独断専行が,
晴信が天狗になったせいではなくて,
負けるのが怖いせいだというのは
なかなか面白い解釈かと。
 
いずれにせよ
晴信が山本勘助@内野聖浩に冷たく当たるのは
先週,今週くらいだと思いますので,
じっくり目に焼き付けておきましょう。
 
 
 
○小山田と美瑠姫
 
今週のもう一つの柱となるストーリーがこれ。
と言っても,2シーンしかなかったんですけど,
私的にはブラック晴信より興味があったりします。
 
まず第1シーン。
 
寝床で眠ってい美瑠姫@真木よう子。
ふと目を覚ました美瑠姫の目に入ったのが,
布団の横に座っている小山田信有@田辺誠一。
 
美瑠姫,胸元を押さえて飛び起きますが,
メンズノンノ小山田は
「何もせぬ。何もしておらぬ」 
と爽やかに微笑みます。
先週のグハハハハと高笑いするいっちゃった目の小山田と
同一人物とは思えません。
 
その小山田殿,美瑠姫に対して,
このようなことになって夫のもとから逃れることを
望んでいたのではないか,
だから自害もせずにいたのであろう,
その目を見て惚れてしまった,
と恋心を抱いていることを告白。
 
美瑠姫は
自分は武田に復讐するために生き残ったんだ,
武田の家臣風情にあれこれ言われる筋合いはない,
などと言って反発しますが,
小山田は取り合わずに
しばらくここでゆっくり休むがよい,
そなたはここで幸せになるのじゃ,
と優しい言葉をかけて去っていきます。
 
小山田と美瑠姫,
落城の場面での出会いや
相手側の反発する際のセリフなどからすると
勘助と由布姫@柴本幸の関係とパラレルにとらえることが
できそうです。
違いは
勘助が「生きていたい」と”言う”由布姫の言葉に惚れたのに対し,
小山田は自分を”見る”美瑠姫の目に惚れたという点でしょうか。


小山田が去った後,
お腹をさする美瑠姫。
お腹に子がいることを示唆するシーンですね。
当然,小山田の子ではないはず。

 

第2シーン
 
間にあれやこれやのシーンを挟んで,
次に美瑠姫が登場したと思ったら, 
なんと寝床で小山田と添い寝してるじゃありまへんか。
「なぜその気になった?」と尋ねる小山田に対して
「殿に負けたのです」と答える美瑠姫。
ツンデレまで由布姫とパラレルな美瑠姫ですが,
ツン→デレまで何話もかかった由布姫に対して
美瑠姫は1シーンで変身(笑)。
もっとも,
勘助に心底信頼を寄せたらしい由布姫に対して
美瑠姫はおそらくはお腹の子供のために
演技をしているといったところなんでしょうね,
第1シーンのお腹をさする場面からして。
 
以前も策士を気取りつつ
雪斎に利用されていたことのある小山田,
けっこう天然のようですが,
美瑠姫との関係でも
晴信の真似(他国の姫を娶った)をしているつもりで
美瑠姫に利用されてしまう・・・のか?




○その他
 
少なからぬブログで
最近顔を見ないとか言われていたせいでもないでしょうが,
今週は久しぶりに鬼美濃こと原虎胤@宍戸開が登場。
でもセリフなし(笑)。
ちょっとカワイソス。

 
それと,
今週の平蔵@佐藤隆太,
諏訪に向かう途中の道で謎の集団の襲撃を受け,
絶体絶命のピンチに。
その時,真田の間者・葉月@真瀬樹里が颯爽と現れて
平蔵をかばおうしますが,
謎の集団の方は後から後から人数が現れ,
彼女もやばい事態に。
平蔵が葉月に向かって「逃げろ!」と言ったところ,
葉月はその場から立ち去ってしまいます(笑)。
平蔵,「本当に逃げるのか・・・」と呆然。
今週,唯一のギャグでした。

見事な殺陣を見せてくれた葉月ですけど,
実際のところ,
村上の間者である平蔵を本気で助ける気がなかったんでしょうか,
それとも
謎の集団が平蔵を殺すつもりはないものと見切って
去っていったんでしょうか。
 
一方,
まだまだだな~という感のある平蔵ですが,
冒頭,
真田の家が愛機の家の隣だと勘助から指摘されて
慌てつつも美瑠姫の話を持ち出して
勘助に切り返したシーンなどを見ると,
伝兵衛に負けずに少しずつ成長しているようです。
次回は活躍するかも。
 
 
それから,
信濃の守護・小笠原長時と諏訪復帰をねらう高遠頼継の
夢の小者対決が遂に実現。
勝者は小笠原殿でしょうね,やはり。
頼継にまで「お立ちくだされ」って言われてるし。

 

○次回第28回 「両雄死す」
 

信虎追放後に大トリを務めてきた
サニー板垣&ゴリさん甘利が退場します。
風林火山ファンの方々は
お見逃しなきよう。
 

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コメント

ゆうべの解説、見事です。
まあ良く観察されていますね!

ストーリーでは甘利が武田を裏切る(?)シーンには驚きでした。

来週は両宿老が戦死みたいですね。
大河、欠かさず観ています。

来年はもちろん、再来年も大河ドラマは
決まっていますね。必ず観ます。

投稿: ジョウ | 2007年7月 9日 (月) 11時17分

>>ジョウさま
コメントありがとうございます。
「風林火山」は重厚なストーリーの連続で毎回見逃せませんね。
来年の「篤姫」,再来年の「天地人」にも期待したいところです。

投稿: かわうそ | 2007年7月10日 (火) 23時43分

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» 風林火山 第27話 [一期一会の彩りを求めて・・・]
さあいよいよVS村上編が始まったという感じでしたね。 志賀城を落とした晴信を止めるものはもはや居ないという状況。家臣が諌めますが焼け石に水…。 勘助の『最大の敵はお屋形様の心中にあり』という言葉が全てを象徴していますね。でもその真意が伝わらないのも悲しい限り…驕りとはこういうことか?って典型のようです。 そんな諌めようとしない勘助に怒る甘利…。不協和音漂う武田軍ですね。 そして甘利はついに平蔵使って村上へ降るのか??? そんな中、ついに出陣する晴信。 来週は見応え... [続きを読む]

受信: 2007年7月13日 (金) 07時27分

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