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2007年2月 5日 (月)

大河ドラマ「風林火山」・第5回 「駿河大乱」

今週は花倉の乱(天文5年)の話。
 
「花倉の乱」と言われても,
私などは全くピンと来ないのであるが,
教科書的な説明によると,
駿河国の守護大名・今川氏の当主・今川氏輝が急死した後,
その跡目をめぐって,
氏輝の2人の弟,
梅岳承芳(後の今川義元)と玄広恵探が争った結果生じた
今川氏内部の紛争,
ということらしい。
 
でもって,
氏輝の生母・寿桂尼は梅岳承芳(義元)の生母でもあるので,
当然ながら承芳側の人間で,
これを承芳の養育係である太原雪斎が補佐する一方,
反対陣営の玄広恵探は,
氏輝や承芳の異母兄弟で生母は福島(くしま)氏の出自のため,
福島越前守が味方しているという状態。
あ~ややこしい。
 
(その頃の功名が辻)
 現時点での風林火山の時代背景が
 今ひとつよく分からないので,
 その週の「風林火山」で放映された年代の頃,
 「功名が辻」の登場人物は何をしていたかを調べて
 大体の時代背景を掴もうというミニ・コーナーどす。
 で,
 花倉の乱があった天文5年(1536年)なんですが,
 豊臣秀吉が誕生したのがこの年なんですね~。
 一豊の誕生まであと9年,千代の誕生まであと21年ですから,
 同じ戦国時代とはいえ,
 「功名が辻」より一時代昔という感じです。
 
 
  
ということで,
ようやく本編のレビューに入ると,
冒頭,
庵原忠胤(勘助の大叔父で今川家家臣)が自分の屋敷で
勘助と話をしているところへ
太原雪斎@伊武雅刀が訪問。
遠慮して退出する勘助と太原雪斎は
廊下ですれ違う。
 
太原雪斎は後に今川義元の軍師として活躍する人物だから,
戦国前期の2人の名軍師の顔合わせという演出なわけだ。
 
この後,
庵原忠胤は勘助を連れて寿桂尼を訪問,
勘助は,
福島越前守の謀反の動きと
それに自身の兄・山本定久がかんでいることを
寿桂尼に報告,
今回の戦陣の一端に加えてもらえることになる。
 
これを受けてか,
寿桂尼は駕籠で梅岳承芳(義元)のもとを訪れ,
太原雪斎を含めた三者会談。
武田が福島方を支援することを懸念する寿桂尼に向かって,
承芳(義元)は
「母上,武田家そのものを寝返らせるのですよ。」とニヤリ。
過去大河では
薄化粧に眉墨,お歯黒という,
志村けんばりのバカ殿ふうに描かれることの多かった今川義元だが,
実際には「海道一の弓取り」と評された大名のはずで,
この”ニヤリ”はその片鱗というところか。
「風林火山」では
史実どおりの策士として位置づけられることになりそうだ。
 
  
会談後の帰り道,
寿桂尼の駕籠行列を
福島側の刺客が襲撃。
行列の末尾にいた勘助は
駕籠から抜け出た寿桂尼の手を引きながら
刺客と死闘,
相変わらずの強さで切り抜ける。
やっぱり
この大河の勘助は軍配の道じゃなくて
剣の道でも十分に通用しそうな気がする。
 
 
その後,
太原雪斎は武田家の当主・武田信虎と
武田家臣団唯一の爽やか男・小山田信有の仲介の下に密談,
転法輪三条公頼の娘を武田晴信の正室にあっせんすることを代償に,
信虎を福島方から自分たちに寝返られることに成功。
 
 
武田の寝返りを知らない福島越前守は 
天文5年5月,駿府城下に火を付けて
承芳(義元)側に事実上の宣戦布告。
 
承芳(義元)は北条氏綱の支援も受けて
福島方を押し返し,
花倉城を囲む。
 
この辺りのシーンで,
小田原城の氏綱と氏康がチラッと出てきたが,
氏綱役の俳優・品川徹って
よくよく見ると
「功名が辻」で松永弾正久秀の役をやって
首をごきごきと鳴らしていた俳優さんと
同じ人じゃん。


福島方は玄広恵探を擁して
花倉城に篭城し,
武田の援軍を待つが
いつまでたっても現われない。
同じ頃,
功城側に身を置く勘助は
庵原忠胤から,
太原雪斎が武田軍は来ないと言っていた,
という話を聞いて驚く。
現時点では,
軍師としての力量は
太原雪斎の方がはるかに上みたいだな。
 
もはや確実に
武田軍が来ないと見た承芳(義元)らは
遂に花倉城に総攻撃を開始。
 
花倉城はたまらず落城し,
勘助は逃げる福島越前守を追う途中で,
兄・貞久と出会い,
刀を交わすも,
貞久は途中で刀を捨てて,
勘助に山本家の名を継ぐように言い残して
自害したところで,
次週に続く。
 
 
それにしても
「風林火山」って
第1回から大規模な合戦シーンが
目白押しの感が強い。
今週も
全体から見れば脇道エピソードと思われる
「花倉の乱」のために
あれだけの合戦シーンを挿入するし。
 
ラスト数回にかけては
第4次川中島の戦いがあるんだろうし,
途中で息切れしないように
頑張ってほしいもんだ。
 
 
 
(今週の風林火山チェック・5段階評価)
先週のチェックでは
手始めにごちゃごちゃと書いてみましたが,
なんか面倒なわりに面白くないので,
シンプルなのに変えます。スマソ。
 
○今週の軍師度→☆
 花倉城攻めの前に庵原の嫡男に向かって
 武田軍の着陣の見込みを
 あれこれと講釈していた勘助だが,
 太原雪斎の策略で武田軍が現われずに
 無意味に。
 まだまだ軍師としての格が違うようだ。
 
○今週の献愛度→なし
 由布姫の登場まで「なし」が続くかも。
 
○今週の御館度→☆
 信虎のことじゃなくて,
 将来の御館様・武田晴信のことね。
 今週は登場シーン,少なかったな。
 ところで,
 「おやかた」ってこの字でいいんかいな?
 
○今週の好敵度→☆☆☆☆
 今回のライバルは太原雪斎(今回は味方側だけど)。
 あの信虎と直談判して
 武田を自軍に寝返らせたのはお見事。
 

  
次回は第6回 「仕官への道」。

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天文22年(1553年)4月、村上義清の要請を受けた長尾景虎が5,000の軍勢を率いて信濃川中島に進出してくる(第1次川中島の戦い)。せやけどダンさん晴信も景虎も軍を積極的に動かすことなく、5月には両軍ともに撤退したちうわけや。 [続きを読む]

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