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2006年10月22日 (日)

大河ドラマ「功名が辻」・第42回「ガラシャの魂」

今週のOP,キャストとして嶋田久作の名が,
「小笠原少斎」という余り聞かない名前の役でクレジット。
帝都の魔人(※)がどんな活躍を見せてくれるか,
楽しみにしながら本編に突入。
(※)映画「帝都物語」(85年公開)で嶋田久作氏が演じた
   怪人・加藤保憲のこと。
   嶋田氏演じる加藤は非常に強烈なキャラクターであり,
   今でも嶋田氏といえば加藤を連想する人は多いようだ。 
   NHKの「功名が辻」公式HPの
トピックスにまで
   「「帝都物語」でおなじみ」と書かれているし。
   ちなみに
   去年公開された映画「妖怪大戦争」にも
   敵側のボスキャラとして加藤保憲が登場するが,
   演じたのは豊川悦司だった。


 
 
冒頭,掛川の久延寺で
家康と対面しながら茶を飲む一豊が,
金ヶ崎の折に
内府様にお助けいただいたことは忘れておりません,
と発言。
前回のレビューで指摘した,
公式HPの前回(第41回)のあらすじで触れている
一豊が家康に対して感じている恩義というのは
今回のこの発言で表現されているんだろうけど,
なぜ前回のあらすじに出てきたのか,
やはりちょっと疑問が残るかな。
 
 
その頃,
大阪城に入った石田三成は,
同じ五奉行の長束正家,増田長盛と協議し,
家康を討つこと,
大坂に残った大名の妻女を人質として得るために
関所等を設けて人の出入りを制限することを決定。
前回,
前田利長による家康暗殺計画を
家康に密告していた増田長盛が
今回,三成と家康討伐を協議しているので,
あれ?と思った視聴者もいるんじゃないかと思うが,
増田長盛がいささか不明瞭な行動を取ったことは
史実のようだ。
 
千代のいる山内家大坂屋敷にも
三成からの家康弾劾の書状が届くが,
千代はこれを開封せずに
自分の手紙を添えて一豊に送ることとし,
足の速い小者を選んだ上で,
手紙が見つからないように
笠の緒に仕立てて出発させる。
千代の「内助の功」のエピソードのひとつである。
 
選ばれた小者・田中孫作は
夜の山道を走り,途中の関所にさしかかる。
関所では
孫作の保護を千代から依頼された六平太が
地元民のふりをして
関所の役人に酒を献上。
六平太のバックアップの下,
孫作は難なく関所を通り抜けるかと思いきや,
役人に目を付けられてしまう。
孫作,大ピンチ!
 
が,
その時,山伏の格好をした大男が突如現われて,
「このうつけ者めが!」
と言いながら,孫作に殴る蹴るの暴力。
驚いた役人が止めると,
山伏は
興奮冷めやらぬ様子で
「この新参者のために
関所でお疑いをかけられるとは迷惑千万,許しがたし」
とさらに殴るわ,蹴るわ。
それで
関所役人もこの者たちが義経一行ではないと納得,
通過を許した・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・わけはない。

つい
一年前の大河を思い出してしまった。
スマソ。
   
 
改めて,
孫作,大ピンチ!のところから
ちゃんと説明すると,
その時,
いかにも怪しげな神主姿の男2人が現われ,
役人がそちらに気を取られたため,
孫作は無事脱出に成功。
 
この怪しげな男2人は
一豊が送り込んだ康豊と市川山城(山内家家臣)であった。
こちらは
六平太が機転を利かせて
自分が千代と祝言を挙げた時の神主様だと主張,
役人は今ひとつ納得いかないながらも通過を許可。
 
役人は
最後の最後で六平太にだまされていることに気づくが,
後の祭りであった。
 
 
それにしても
神主姿の康豊たち怪しすぎ。
あの格好でずっと東海道を上ってきたのか?
それと
千代としては
六平太に対して
孫作のバックアップを頼むよりも
六平太自身が手紙を持って行ってくれるように
頼んだ方が良かったんじゃなかろうか?


ともあれ
孫作は
関所を通過後も走りに走り,
川でこけたりしながら
ついに一豊の陣(家康の上杉討伐勢に従軍)に到着。
 
千代の手紙と未開封の三成の書状を
手にした一豊は
遂に徳川方に付くことを決断するのだった。



嶋田久作氏の演じる小笠原少斎の方だが,
細川家家臣にして,
細川忠興の命令で
細川家大坂屋敷に残された
忠興の正室・玉(ガラシャ)を監視する役どころだった。
 
細川家屋敷が石田方の軍勢に囲まれる中,
キリシタンのため自害のできない玉のため,
小笠原少斎は玉の胸を槍で突き,
玉の死を見届けた上で
自らは頚動脈を切って自害。
屋敷は炎に包まれていった。
 
しかし,
この三百数十年の後,
小笠原少斎は帝都の魔人・加藤保憲として
復活するのである(ウソ)。
 
せっかく嶋田久作氏を起用して
たった2シーンだけとは
大河スタッフもやるなというか,なんというか。
ともあれ
嶋田久作氏の演技は
短いシーンでも重厚なものであった。
 

それと
玉(ガラシャ)をめぐる人間模様なんだけど,
夫・細川忠興よりも父・細川幽斎の方が
登場シーンが多いのは何故なんだべ?

 
何だか,
今週のレビューは無茶苦茶な気もするが,
嶋田久作氏の予想外の出演で有頂天になったせいなので,
ご容赦願いたい。
 
では
最後に「功名が辻チェック」をどうぞ。
 

○今週の功名度→☆☆☆
  最後の最後でようやく決断した一豊様。
○今週の愛情度→☆☆☆☆
  夫婦一緒のシーンなしは久しぶりかな?
  千代が手紙をせっせと送っているのを評価して
  愛情度4点。
○今週の隠密度→☆☆☆☆☆
  関所役人をごまかす嘘として
  「千代と祝言をあげたとき」と発言。
  聞いていた康豊は何だと思ったのかね? 
○今週の冶部度→☆☆☆
  大阪城で復活。
○今週のお笑度→☆☆☆
  孫作も千代もこけまくり。
 
 
次週は第43回「決戦へ」。
関が原の戦いに突入するまで
まだまだ引っ張るみたいだ。

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功名が辻ですが、長谷川京子の細川ガラシャが石田三成の人質になるのを拒み自害する(正確には家臣に殺させる)話です。ただ、いまいちガラシャが何で死ななければならなかったのか、ドラマを見ただけでは分かりにくかった気はします。 山内一豊(上川隆也)は徳川家康(西田敏行)とサシで話し合い、一豊は堂々と家康の前でこれからどちらにつくか決めると言うわけです。この話が本当だとしたら、相当勇気があると思います。家康の機嫌を損ねてしまう可能性は十分にあったわけですが、そこは家康、正直な一豊こそ信用できると、ゆっく... [続きを読む]

受信: 2006年10月22日 (日) 23時40分

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