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2006年9月24日 (日)

大河ドラマ「功名が辻」・第38回「関白切腹」

オープニング前の解説で触れられていた
前野家の文書って,
やはり「武功夜話」のことなのかな?
 
それと,
今回のオープニングのキャストロールだが,
キャスト紹介とキャスト紹介の間が空く
(一,二秒くらいキャスト表記のない画面が表示される)ところが
2箇所くらいあった。
登場人物が少なかったからだと思われるが,
(通常だと三成,家康,北政所が登場する辺りだったので)
その分,
祖父江新一郎@浜田学さんとかの扱いを
大きくしてあげても良かったような。
 
 
本編のほうは,
前半がサブタイトルになっている「関白切腹」の話,
後半が千代・一豊の養子・拾の出家の話のである。
 
 
秀次を伏見に連れて来い,
という秀吉の命令を受け,
一豊は新一郎を同行して,
決死の覚悟で秀次の下へ向かうことに。
 
秀次と対面し,
伏見の秀吉の下に参ずるよう説得する一豊に,
襖の向こうに隠れていた
不破万作,前野景定らが刀を振り上げて襲い掛かる。
一豊様,大ピーンチ!
その瞬間に
「次兵衛殿!」という叫び声をあげながら千代が登場。
戦準備で厳戒中のはずの聚楽第に
千代がどうやって入り込んだのか,
入り込めたとして
どうして関白のいる部屋まで近づけたのか,
ちょっと引っかかるけど,まあいいか。
 
千代に切りかかろうとした不破に
刀を引くよう命じた秀次は,
出家するように,という千代の勧めを断り,
このまま伏見に行って
関白として最後の勤めを果たすと宣言。

必ずもう一度お目にかかりとうございます,
と言う千代に向かって,
「分かった」となみだ目の笑顔で答える秀次の顔からは
迷いは消えたようだった。
 
このシーン,
秀次役の成宮寛貴と千代の掛け合いが
非常に感動的に演じられていた。
「功名が辻」における名シーンの一つだろう。
 
 
伏見で秀吉と対面した秀次は,
関白職返上を申し出ると共に,
「唐入り」の兵を早急に撤退させること,
大名らが困窮する中の伏見城築城など言語道断であること,
さらに,
天下は天下のための天下である,と諫言。
秀吉の逆鱗に触れてしまう。
秀吉@柄本明が,
玩んでいたでんでん太鼓(?)をブチッと二つに折って
静かに怒りを示したのが意外かつ面白かった。
 
文禄4年7月15日,豊臣秀次切腹。
秀次最後のセリフは「千代殿,すまぬ。」
このセリフには
千代のことより,
残された妻子,家臣たちの運命を少しは心配せんかい!
とちょっと突っ込みたいところだが,
千代が主人公の大河だから仕方ないやね。
 
ともあれ,
秀次役の成宮寛貴さんはこれで退場。
この俳優さんの高い演技力からすると,
今後も大河登場の機会は少なからずあると思うので,
是非とも頑張ってほしい。
 
この後,
淀殿の囁きにより,
秀吉は秀次の妻子39名を処刑,聚楽第も破却される。
先週,
ちょっと唐突に登場した側室・お宮の方,
引き回しのシーンで辞世の句が紹介されていた。

 
前野長康,景定父子も秀次に連座して切腹。
 
事件後のある夜,
屋敷の庭で蛍を見ていた一豊は
千代に背中を向けながら
「皆,行ってしまわれた・・・」と呟くのだった。 
 
 
「功名が辻」における秀次事件は
以上のような展開だったわけであるが,
史実はちょっと違うようだ。
実のところ,
山内一豊は秀次事件の後に
旧秀次領から8000石の加増を
秀吉によって受けている。
秀吉は
一豊を秀次の監視役として秀次宿老に据えたのであり,
事件後の一豊の加増は,
秀次事件の処理に対する恩賞とみられる。
逆に,
切腹させられた前野長康は
秀次監視役としての”宿老”の役目を全うしていない点を
秀吉から責められたのだろう。
 
 
秀次事件の後は, 
今週のもう一つの柱となるストーリー,
拾の出家ネタ。
こちらも,涙そうそう,という展開だった。
それにしても
大河の子役の演技は相変わらず上手いな。
 
 

では
今週も最後に「功名が辻チェック」をどうぞ。
 
○今週の功名度→なし
  史実だと一豊は加増されているんだけどね。
○今週の愛情度→☆☆☆☆☆
   愛情度は高かったけど,
  2人とも泣いてばっかりだったな。
○今週の隠密度→☆☆☆
  タメ口をきく六平太に向かって千代が丁寧語で答えるのはなぜ?
○今週の太閤度→☆☆☆
  後継者も古くからの家臣も処刑してしまって
  この先,豊臣家はどうなるのか。
○今週のお笑度→☆
  新右衛門と吉蔵の囲碁シーンくらいかな。
 
 
 
次週は第39回「秀吉死す」。
前田利家@唐沢寿明が登場。
六平太@香川照之と絡むシーンがないか,
ほんのちょっとだけ期待してみたりする。

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今週は泣けましたね、『功名が辻』。 前半は一豊が秀次に説得するも一触即発状態に・・・。そこへ千代がシャシャリ出てきて諫言します。さすが主役美味しいとこ取り状態でした。 秀次最後の仕事?秀吉への諫言『唐入りの兵を一日も早くお引きなさいませ。天下は天下のため....... [続きを読む]

受信: 2006年9月25日 (月) 17時24分

» しだいに、変わっていく秀吉。 [「大河ドラマ」ブログ]
あの人なつっこい秀吉は、何処に・・・どんどん悪行三昧になっています。甥の秀次について、あまり大河ドラマでは扱われていない暗いエピソード。今回は、良く描かれていた。実際の「秀次」は、領民から慕われていた領主だったらしく秀吉に子がなく、後をこのまま継いでいた....... [続きを読む]

受信: 2006年9月26日 (火) 12時55分

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