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2006年7月22日 (土)

大河ドラマ「功名が辻」・第28回「出世脱落」

今回の放送分を
土曜日の再放送で見たので
レビューのUPも遅くなってしまった。
あしからず。
 
 
今回のオープニング中のキャストロールのトリは
寧々@浅野ゆう子→秀吉@柄本明
→法秀尼@佐久間良子→家康@西田敏行
の順。
大トリが西田敏行になったのは
「功名が辻」では初めてではなかろうか。
ちなみに
佐久間良子と西田敏行は
81年の大河「おんな太閤記」の
ねね役(この大河では平仮名表記)と秀吉役。
キャストロールのトリで
くしくも新旧の寧々・秀吉が並んだ形になり,
ちょっと面白かった。
 
 

本編のほうだが,
今回は第14回「一番出世」を
ひっくり返したような展開。
 
冒頭,山内家屋敷において,
論功行賞が行われる城に出かける用意をする
一豊は
自分が城持ちになることはまず間違いあるまい,
楽しみにしておれよ,
と千代に向かって豪語。
 
マ○オさんがサ○エさんに対して
近日中の出世予定を話すときには
出世が御流れになってしまうという
「サザ○さん」の法則は,
民放のホームドラマなどで
しばしば見受けられるところだが,
今回の「功名が辻」も
この王道(?)を外れることはなかった。
 
期待に胸を膨らませて
論功行賞に挑んだ一豊を待っていたのは,
同僚の中村一氏や堀尾茂助が
城持大名に出世したのに
自分は300石の加増だけという厳しい現実。
しかも,
七本槍の若武者たちや石田三成に
3000石が与えられるというオマケ付き。
(福島正則だけは5000石に加増。
三成は3000石を辞退し,
代わりに淀川のアシ・ヨシの刈り取り課税権を取得。)
 
これがマス○さんならば
その日の帰宅途中に一人で屋台の飲み屋さんに立ち寄り,
一杯飲んでいるうちに
波○さんやノ○スケさんが現われるという展開なのだろうが,
家臣を同行している我らが一豊様は
そうもいかずにまっすぐに御帰宅。
 
屋敷に戻って早々,
一豊は千代に酒の用意を命じた上,
「徳川様に仕えるぞ!それとも浪人の方が良いか?」
と投げやりな発言。
翌日からは職場放棄。
登城しなくなってしまうのである。
 
そんな中,
ある夜,
眠っている一豊の顔を燭台で照らす千代は
「凡庸なお顔,されど・・・」と心の中でつぶやく。
千代の独白,
しかも声に出さない心の中のつぶやきは
なんでもすぐに口に出してしまうという設定の
大河「功名が辻」の千代としては
非常に珍しい。
また,
原作本「功名が辻」の千代は,
始めて会った夜以来,
ずうっと
凡庸,平凡,大した才能もない,などと
一豊のことを心の中で評し続けるが,
大河の千代はここまで”旦那様いのち”という
感じだったはずで,
(すぐ後に「されど・・・」が付くとはいえ,)
一豊を凡庸と評する原作チックな千代は
大河「功名が辻」が始まって以来,
初めてではなかろうか。

その後もいつまでたっても
ふてくされて登城しない一豊に困った千代は
一豊の実母・法秀尼に相談。
いっそ2人で出家した方がよいのやも,という千代に対して,
法秀尼は一豊に真意を聞きに良くと答える。
 
 
その頃,
姫路城では
恩賞に不満が出ていると告げる黒田官兵衛に対し,
秀吉が,
恩賞がなくても付いてくる真の家臣は誰なのかを
試しているのだと答えていた。
一豊も試されていたというわけか。
ん~,でも,そうだとすると,
一豊以外の家臣にも少ない恩賞を出すべきなんじゃないのけ?
これが
中村一氏や堀尾茂助はもう信用できるが,
一豊はまだ試す必要があるということならば
秀吉の策も理解できるような気がするけど,
それだと一豊が哀れすぎるわな。
一方では,三成のことを 
恩賞に不満で課税権の付与を申し出たんだと言いつつ
自分の天下取りを支える男だと高く評価しているし,
どうも今回の秀吉は考えていることが良く分からん。

 
 
さて,
相変わらず自宅でふてくれさている一豊の前に
ある日,ついに法秀尼が登場。
千代から話は聞いた,すぐに剃髪せよ,と迫る法秀尼に
一豊はタジタジとなりながら
今回の恩賞に対する不満を洗いざらい述べる。
聞き終わった法秀尼は
それを筑前守様に直談判できないのでは
タダの愚痴だ,と一蹴。
お母様はお強い。

自分にはただの愚痴ではすまない,
いっそ解脱したかったのでござる,
という訳の分からん反論をする一豊に,
法秀尼は
解脱したいならば今一歩進めて自害せよ,
母が引導を渡そう,
と短刀を突きつける。
止めに入った千代は,
一豊が死ぬなら先に自分が死ぬと剃刀を自分の首筋に。
今度は一豊が千代を止めに入る番。
最後にとうとう一豊は
「よう分かったからもうやめてくれ。
母上,よう分かりました。浮世に踏みとどまりまする。」と
降参。
嫁姑のタッグの勝利に終わったのだった。
 
それにしても,
佐久間良子の演技は
すごい迫力だ。
89年「春日局」以来17年ぶりの大河出演だそうだが
過去に大河主役をつとめた役者さんというのは
本当に凄いもんなんだなあ,と改めて実感した次第。
(じゃあ
去年の大河の主役だったタッキーは?
「ハッスル」でプロレスデビューした「時宗」の主人公は?
とか突っ込まないように。
あくまでもキャリアを積んだ上での話なの。
それに
タッキーについては,
今年の4月頃,地下鉄の駅で
女装したタッキーのポスターをよく見かけたけど,
もう大女優という感じだったぞよ。)


何か,今回は粗筋をなぞっただけのレビューになってしまった。
気を取り直して,
最後に功名が辻チェックをどうぞ。

○今週の功名度→ゼロ
  恩賞が少なくてふてくされる一豊殿。
○今週の愛情度→☆☆☆
   雨降って地固まる。
   予定調和もたまには良いよな。
○今週の隠密度→ゼロ
  今回も登場せず。
   もう出番なし・・・ってことはないだろうな?
○今週の太閤度→☆☆
  恩賞で家臣を試しているそうだが,
  何だかヘン。
○今週のお笑度→☆
  一豊が写経の失敗した紙を
  部屋中に捨て散らかしているシーンくらいか?
  この時代,紙は高価で反古も買い取ってもらえるから
  丸めて捨てたりはしないんじゃないかな。

 
 
次週は第29回「家康恐るべし」 。
 

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