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2006年3月19日 (日)

「功名が辻」第11回「仏法の敵」

今回の小りんネタはちょっとだけだった。
冒頭で一豊が小りんに命を助けられたことを
回想したシーンだけ。
少しさびしいが,あまりこのネタで毎回引っ張っても
くどいしな。

くどいと言えば,今回も上川隆也が体を張ったギャグがあった。
側室にしたい女子がいるならお連れくださいませ,
と千代が言ったのを聞いた一豊があわてるシーンで
滑って顔面からズットーンと倒れるというもの。
これからも毎回上川氏は顔面を打つのであろうか。

さて,今回は
一豊夫妻から教育を受ける秀吉の甥っ子・治兵衛のシーンと
横山城および延暦寺での合戦シーンの2本立てで展開。
岐阜城下での千代中心のシーンと
合戦場での一豊中心シーンの2本立てというのは
定番になってきましたな。

千代は治兵衛に初対面で頭を下げていたけど,
なぜかその後は「治兵衛」と呼び捨て。
秀吉の縁者なんだから,
せめて治兵衛「殿」くらいは付けてほしい。
それとも,寧々のいるところでは尊重しておいて
目が届かなくなると呼び捨てにしている
という設定なのか?

横山城下で戦心にはやる一豊をいさめる竹中半兵衛。
元恋敵の軍師様からいさめられては一豊も従わざるを得ませんな。
セリフに鷹揚がないのは足利直冬(「太平記」)以来ずっと変わらない筒井道隆だが,
半兵衛のような冷静キャラではなかなかマッチしていて良いかも。

その後,一豊は
秀吉に従って比叡山延暦寺包囲に加わるも
足利義昭が朝廷に奏上して得た勅命のため
合戦なくして終わり,
いったん岐阜に戻る。
 
一豊「千代,こたびも命拾うたぞ!」
千代「お命の持ち帰りこそ,功名の種にござりまする。
無事のお帰り,うれしゅうございまする。」
このやりとりはいいねえ。
これも何回も聞かされているわけだが,
くどいとは全く思わない。
ごくごく短いやりとりだが,
同じセリフであっても,
毎回微妙に変化が付いていて
上川隆也と仲間由紀恵の演技力が光る。

さて
2度目の延暦寺攻めを命じる信長を
いさめる光秀は信長に足蹴りにされる。
この足蹴りシーンだが,
足蹴り行為自体はなぜか映像に現われてこなかった。
足蹴にする直前→(間がとんで)→光秀が壁にドーンとぶつかる
という感じ。
さすがに坂東三津五郎を本当に足蹴にはできなかったのか,舘ひろし。

その舘ひろしの信長,どうにもセリフがくぐもっていて聞き取りづらい。
今回に限らず,この大河での舘ひろしの信長は
全体的に年取りすぎの感じが強い。
大河で信長役の俳優が50歳を過ぎているのは
「秀吉」の渡哲也以来だそうだが,
渡哲也演じる信長はもっと若々しくて神々しかったぞ。
(去年の清盛役ではさすがに年取ったと思ったけど,神々しさは相変わらずたった。)

延暦寺焼き討ちのシーンでは
一豊は同僚の堀尾茂助や中村一氏と共に
女子供や僧(非武装の)を殺害する寸前までいったが
秀吉の気転により彼らは無事に逃げていった。
この頃は
信長の命令をサボタージュしてでも
人命を救っていた秀吉だが,自分が天下人になってからは・・・
というようなことに今後なっていくんでしょうな。
 
ところで,この延暦寺のシーンで
堀尾か中村のどっちかが(どっちか分からなかった)
一豊のことを「伊右衛門!」と通り名で呼んでいたのは良かった。
千代はいつも「一豊様」と呼んでいるけど,
普段は通り名で「伊右衛門様」と呼ぶ方が自然ではないだろうか。
もっとも
視聴者には分かりづらいかもしれないし,
「伊右衛門様」と聞くと
「うらめしや,伊右衛門さま~」(by四谷怪談)を
思い出す人もいるかもしれん(←それは私だ)。

次回は「信玄の影」。
タイトルに信玄の名前が入っているけど
今回の大河では
武田信玄はキャスティングされていないから
少なくとも信玄登場はないと思う。
(来年の大河では出ずっぱりのはずだしね。)

(おまけ)
「功名が辻」豆知識
 
今回の大河ドラマの主人公である
山内一豊の正室・見性院だが,
その俗名は伝わっていない。
 
「千代」というのは,
土佐藩の2代目藩主・山内忠義(一豊の弟・康豊の実子)の
生母(康豊の室)の名であり,これが混同されたのではないかともいう。
 
江戸時代の文献には
一豊の正室の名を「まつ」とするものもあるが,
信憑性には疑問が付されている。
 
もし一豊の妻の名が「まつ」だったりするとちょっとイヤだな~。
ただでさえミニ「利家とまつ」とか言われているのに。

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コメント

こんにちは
はじめての登場「きなこもち」です。
WBCで日本勝ちましたね。よかった。よかった。
これからちょくちょくお邪魔しますのでよろしくお願いします。

投稿: きなこもち | 2006年3月21日 (火) 19時34分

>>きなこもち様

ようこそおいでくださいました。

WBC決勝戦,
一時は一点差になってハラハラしましたが,
最後に突き放して逃げ切りましたね。

私は外出中だったので
iモードのニュース速報で
ずっと経過を追っていたのですが,
途中から
「混雑のため接続できません」状態に。
テレビは見れないけど試合が気になる人が
たくさんいたわけですね。

投稿: かわうそ | 2006年3月21日 (火) 20時04分

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